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過去の米ドル/円の短期暴落相場の動向からその後の中長期トレンドを予測する方法

2016年6月、イギリスのEU離脱を占う国民投票でイギリスは「EU離脱」をすることになり、年初に120円台だったドル円は、投票のあった6月24日(金)に一時、99円台まで円が急騰しました。

わずか半年の間に、ドル円は20円近くも円高が進んだことになり、過去のドル円の歴史を紐解いても、6ヶ月という短い間に、これほど値が動くということは、そう多くはありません。

そこで今回は、過去、米ドル/円が短期間で暴落した相場の動向を探り、その後、米ドル円が、どのように中長期トレンドを形成していったのかということを見て、短期暴落相場後の中長期トレンドを予測する方法について説明していきたいと思います。

過去何度かあったドル円の短期暴落相場

まずは、短期間にドル円が15円から20円程度、円高に進んだ相場には、どのようなものがあったのかを編集部で調べてみました。

それが、下記になります。

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チャート出所/GMOクリック証券

順番に見ていきたいと思います。

3時間で10円近くも円高になった1998年のLTCMショック

値幅と期間という意味では、最もインパクトが大きかったのが、1998年のLTCMショック。

1998年の8月から10月のわずか3ヶ月間で、高値147円から10月の安値111円まで約36円もの円高になっています。

そして、LTCMが破綻した1998年の10月には、ドル円はわずか3時間で10円近くも円高になりました。

1999年の日本の貿易黒字が過去最高水準に

わずか5ヶ月間で120円から101円まで約20円近くも円高が急激に進んだのが、1999年の7月から11月のドル円相場。

このときは特に目立った経済危機や金融危機は起こっていませんが、日本の貿易黒字が過去最高水準に達したことから、実需によるドル売り円買いのフローがかなりの規模で発生したこと、アメリカや欧米諸国からの円安に対する警戒感が強まった結果、円高が急激に進んでいます。

また、アジア通貨危機があったことも円買いを後押しした可能性があります。

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出典/財務省 -貿易統計-

2002年-9.11後のドル買いの反動-

続いては、わずか5ヶ月の間に135円から118円まで約17円近くの円高が進んだ2002年の2月から6月のドル円相場。

最も影響が大きかったと見られているのが、2011.9.11以降に突発的に進んでいた有事のドル買いの反動売り

ITバブルの崩壊とともに、ドル買いが進んでいましたが、「9.11」以降一段高となっていたドル円も、2002年の2月から6月の間に、ほぼ”行ってこい”までドル円は急反落してしまいます。

下記はITバブル崩壊時のナスダック指数の株価の推移。

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出典/NASDAQ Composite Index -Federal Reserve Bank of St. Louis-

2003年-アメリカ超低金利政策-

後のサブプライムローン問題の元凶とも言われたのが、2003年からのアメリカの超低金利政策

当時のFRB議長はアメリカがITバブル崩壊後に景気が後退すると、矢継ぎ早に利下げを行い、経済の立て直しを図ります。

下記はFFレートの1955年から2016年までの長期推移。

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出典/Effective Federal Funds Rate -Federal Reserve Bank of St. Louis-

そして、そのあおりを”モロに”受けることになった米ドル/円はドル売りが急激に入り、2003年の8月から2004年の1月までの約5ヶ月間で、120円から105円までドル円は急落します。

2007年-2008年-サブプライムローン危機からリーマンショック-

インパクトという意味では、LTCM並みと言っても過言ではない暴落相場を引き起こしたのがリーマンショック。

リーマンブラザーズが破綻した2008年10月の1ヶ月だけで約15円の円高が起こりました。

また、当時は株価の下落も激しく、過去の日経平均下落率トップ10に2008年10月だけで、なんと4回ランクインしているほどです。

年月日日経平均終値下落幅
1987.10.2021910.08-14.9%
2008.10.168458.45-11.41%
2011.03.158605.15-10.55%
1953.03.05340.41-10%
2008.10.108276.43-9.62%
2008.10.247649.08-9.6%
2008.10.089203.32-9.38%
1970.04.302114.32-8.69%
2016.06.2414952.02-7.92%
1971.08.162530.48-7.68%

出典/日本取引所グループ

リーマンショック前後の2008年9月から2009年の1月までにドル円は、109円から87円まで約20円近くの暴落を演じています。

また、リーマンショックの引き金となるサブプライムローン危機のときもドル円は、暴落しておりまして、2007年の7月から2008年の3月までの9ヶ月間に、123円から95円まで約28円近くも暴落しました。

ドル円が短期間に暴落した後、ほとんどの場合、いずれ安値を更新する

さてここまでは、過去のドル円相場の短期暴落相場にどういったケースがあったかを見てきましたが、今度は、上記のケースをもとに、短期的な暴落後のドル円相場にどのように取り組んでいくべきかということを見ていきたいと思います。

まず、最初に注目するポイントは、短期的な暴落でつけた「安値」についてです。

これについては、日本の貿易黒字が過去最高水準に達したことによる急激な円高が巻き起こった1999年以外の全ての短期暴落相場で、底打ち後しばらくの反発を経て、安値を更新していることが分かります。

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チャート出所/GMOクリック証券

このことから、ドル円が短期的な暴落を演じたときは、中長期的には、いずれ、どこかで再度安値トライに行くということを意識しておいた方がいいかと思います。

2016年の2月から6月にかけてドル円は120円から99円まで円高が進んでいますが、この後、一時的な反発(数ヶ月程度)があっても、いずれ再度、安値トライにいく可能性が高いということは、認識しておきたいところです。

ドル円が短期間に暴落する期間・下落幅・下落率について

では、ドル円の短期的な暴落相場の期間・下落幅・下落率の目途は、どの辺になるのでしょうか?

それを表にまとめたのが、下記になります。

年月日下落幅下落率
1998年の8月から10月の「約3ヶ月」147円から111円まで「約36円」-25%
1999年の7月から11月の「約4ヶ月」120円から101円まで「約20円」-7.5%
2002年の2月から6月の「約5ヶ月」135円から118円まで「約17円」-12.6%
2003年8月から2004年1月の「約6ヶ月」120円から105円まで「約15円」-12.5%
2007年7月から2008年3月の「約9ヶ月」123円から95円まで「約28円」-22.8%
2008年9月から2009年1月の「約5ヶ月」109円から87円まで「約20円」-21%
2016年2月から6月の「約5ヶ月」121円から99円まで「約22円」-18.2%

最新の短期暴落相場として、2016年の2月から6月を記載しましたが、ご覧いただきました通り、過去の短期暴落相場と比べてみても、かなり”いいところ”までやってきている感はあります。

ただ、下落率については、2016年の2月から6月までの期間でまだマイナス20%には達していませんので、一段の下げがある可能性は、まだ残っていると言えそうです。

ちなみに、過去最も短期的に下げたLTCMショック並みに、暴落が続くとなると121円からの25%下げである「90.75円」が目途になります。

まとめ

「過去の米ドル/円の短期暴落相場の動向からその後の中長期トレンドを予測する方法」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ドル円の短期的な暴落は数年に一度起こっていますが、値動きや期間などはある程度の「目途」があること、そして、その後の相場展開については、一旦の反発を見るものの、安値に再度トライするといった傾向があることも見て取ることができます。

利が乗っているポジションの利益確定、損失を抱えているポジションの決済タイミング、あるいは、リバウンド狙いの短期トレードなど、様々なトレードの参考にして頂ければと思います。

本記事がFXでトレードをしている読者の方のお役に立てれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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