トップページ > FXにおけるサイクル分析 > 豪ドル/米ドルの為替相場をFRBとRBAの政策金利からサイクル分析で予想する方法

豪ドル/米ドルの為替相場をFRBとRBAの政策金利からサイクル分析で予想する方法

資源国通貨の代表的な存在として有名なオーストラリアドル。

他の先進国がアメリカに追随していく形で、経済政策を行うことがほとんどの中、独自路線を進むことも少なくないのがオーストラリアの特徴でもあります。

そんな豪ドルについて、アメリカとオーストラリアの政策金利をベースに為替相場をサイクル分析で予想する方法について説明してみたいと思います。

では、早速、見ていきましょう。

アメリカの政策金利と豪ドル米ドル相場

早速ですが、まずはFRBのFFレート及びRBAのキャッシュレートと豪ドル/米ドルの長期チャートをご覧ください。

アメリカのFFレートは1971年から2016年2月までの長期チャートになります。

ffrate

出典/セントルイス連銀-Effective Federal Funds Rate-

rba_cashrate

参考/RBA -Cash rate-

続いて、豪ドル/米ドルの長期チャートをご覧ください。

audusd

出典/セントルイス連銀-U.S. / Australia Foreign Exchange Rate-

では、上記のチャートをベースに、FRBによる政策金利の上げ・下げ、RBAによるキャッシュレートの上げ・下げの後に、豪ドルドルがどのように動いてきたかということを、それぞれ詳しく見ていきましょう。

FRBの利上げ及びRBAの利上げと豪ドル/米ドル相場のサイクル

FRBの利上げ及びRBAによる利上げと豪ドル/米ドル相場の関係を見ていくために、まずはFRBが過去に行った利上げと利下げ、及びRBAの利上げと利下げについて時系列で確認しておきたいと思います。

1971年から直近の2015年の12月の利上げ開始まで、FRBが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期は下記の通りとなっています。

米国の利上げ開始時期米国の利下げ開始時期
1973年1月1974年12月
1977年9月1980年5月
1980年9月1981年11月
1984年4月1984年11月
1987年9月1990年10月
1994年2月1995年7月
1997年3月1998年9月
1999年6月2001年1月
2004年6月2007年9月
2015年12月-

そして、RBAが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期は下記の通りとなっています。

オーストラリアの利上げ開始オーストラリアの利下げ開始
-1990年1月
1994年8月1996年7月
1999年11月2001年2月
2002年5月2008年9月
2009年10月2011年11月

参考/RBA -Cash rate-

上記の中から、アメリカとオーストラリアの「利上げの開始時期」を抽出して、チャート上に表記したものが下記になります。

1971-2016-riage

薄い黄緑色の丸がFRBの利上げ開始時期、濃い緑色の丸がRBAによる利上げ開始時期を表しています。

日本やヨーロッパは、通常、アメリカが利上げを行った後、追従する形で、その後、利上げを行うのですが、オーストラリアについては、RBAが政策金利の導入をはじめた1990年以降、アメリカの後に利上げをはじめたのは2回、そして、アメリカに先行する形で利上げをはじめたのが2回という状況になっています。

上記の中でも特筆すべき点としては、オーストラリアがアメリカに先行して利上げを行った、過去2回の利上げ後の豪ドル/米ドルの動向で、数年単位で急激な豪ドル高/米ドル安が進んでいることが確認できます。

1971-2016-riage_2

ただ、それ以外の点では、サイクルらしいサイクルを豪ドル/米ドル相場では見つけることができませんでした。

以上のことから、アメリカとオーストラリアの政策金利と豪ドル/米ドルの間には、次のようなサイクルを見出すことができます。

〇アメリカよりもRBAが先行して利上げしたときは豪ドル高/米ドル安が進みやすい

では、続いてアメリカの利下げ及びオーストラリアの利下げと豪ドル/米ドルについて、見ていきましょう。

FRBの利下げ及びRBAの利下げと豪ドル/米ドル相場のサイクル

先ほど同様、まずは1971年から直近の2015年の12月の利上げ開始まで、アメリカが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期を確認しておきましょう。

米国の利上げ開始時期米国の利下げ開始時期
1973年1月1974年12月
1977年9月1980年5月
1980年9月1981年11月
1984年4月1984年11月
1987年9月1990年10月
1994年2月1995年7月
1997年3月1998年9月
1999年6月2001年1月
2004年6月2007年9月
2015年12月-

そして、RBAが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期は下記の通りとなっています。

オーストラリアの利上げ開始オーストラリアの利下げ開始
-1990年1月
1994年8月1996年7月
1999年11月2001年2月
2002年5月2008年9月
2009年10月2011年11月

参考/RBA -Cash rate-

上記の表からアメリカの利下げを開始した時期とオーストラリアが利下げを開始した時期を豪ドル/米ドル相場のチャート上に抽出したものが下記になります。

1971-2016-risage

赤丸がアメリカの利下げ開始時期、黒丸がオーストラリアの利下げ開始時期になります。

利上げ同様、オーストラリアについては、米国よりも先に利下げに動くときとそうでないときがあることが確認できます。

そして、ご覧頂くとお分かりの通り、アメリカ、オーストラリア、いずれの国が利下げを行ったとしても、基本的には、ほとんどのケースで、豪ドル売り(豪ドル安/米ドル高)が進みます。

1971-2016-risage2

中央銀行が利下げを行うときは、金融緩和に動いているときで、リスクオフ相場であることを考えますと、その対極に位置づけられる豪ドルが売られるというのは、自然な流れと言えるでしょう。

ただし、鋭い読者の方はお察しの通り、例外もあります。

それが2001年1月にFRBが利下げ開始、2001年2月にRBAが利下げを開始した後の、豪ドル米ドルの動向です。

1971-2016-risage3

2001年の利下げ局面のときには、実はオーストラリアは2001年の2月に利下げに入るものの、その年の2001年12月を最後に利下げを終了し、翌年の2002年5月には米国に先行して早々に利上げに入っていたのです。

そのときの状況をもう少し詳しく見ておきましょう。

 FRBの動向オーストラリアの利下げ開始
利下げ開始時期2001年1月2001年2月
利下げ開始時期の金利5.5%5.75%
利下げ終了時期2003年6月2001年12月
利下げ終了時期の金利1%4.25%

上記がそのときの状況を時系列にまとめたものになりますが、オーストラリアの方が金利水準や政策の時期などを見ても金融緩和の規模が小さかったことが明らかです。

また、実は2007年から2009年にかけての状況も、2001年に近しい状況にありました。

 FRBの動向オーストラリアの利下げ開始
利下げ開始時期2007年8月2008年9月
利下げ開始時期の金利5.25%7%
利下げ終了時期2008年12月2009年4月
利下げ終了時期の金利0.25%3%

アメリカが先に利下げに踏み切り、その後、オーストラリアが利下げを行うものの、オーストラリアは早々に利下げを終了し、いち早く利上げ局面に入っていきました。

1971-2016-risage4

以上のことから、豪ドル/米ドルとFRBとRBAの利下げの間には、次のようなサイクルを見出すことができます。

〇どちらかの国が利下げを行うと、基本的に豪ドルは売り

〇ただし、オーストラリアがアメリカより先に利下げを休止、利上げに転換したら豪ドル買いに転換

アメリカとオーストラリアの利上げ局面に比べると、かなりシンプルなサイクルになっていることが分かります。

まとめ

「豪ドル/米ドルの為替相場をFRBとRBAの政策金利からサイクル分析で予想する方法」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

RBAの政策金利が1990年以降からしか導入されていないことから、利上げについてはサンプル数にデータとしての弱さを感じるものの、FRB及びRBAの利下げと豪ドル/米ドルの関係については、かなり高い確率で豪ドル安/米ドル高が起こっていることから、トレード戦略の参考にして頂けるのではと思います。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございました!

FXで新たな「収益の柱」を手に入れたい人へ

ドル円、豪ドル円、ランド円、ユーロドルなど波乱の動きを見せ始めている2019年1月の為替市場。

ロングでもショートでも大きな値動きを狙う人にとっては絶好の相場環境に入っています。

- 収益の柱を手にする方法 -はきわめて簡単。

安心して取引できる大手FX会社に無料で口座開設して、あとはタイミングを狙ってエントリーするだけ。

今すぐFXという「収益の柱」を手に入れよう。

FX取引高世界第1位
DMM FX

学び、備え、生き残るためのFX口座選び

FXをはじめて、かれこれ15年以上。

これまで幾つもの会社で口座開設をしてきましたが、その時代、そのときのトレードスタイルに合わせて口座を選択してきました。

15年以上、相場を生き抜くことができた理由の一つに、トレードの勝ち負けと同じくらいこだわってきた口座選びがあります。

項目押さえておきたいポイント! 
コスト重視タイプ取引手数料とスプレッド!>>詳細へ
スワップポイント派スワップ金利収入がメイン!>>詳細へ
受賞歴で選ぶ今、人気のFX会社から探す!>>詳細へ
1,000通貨単位少額からFXを始める!>>詳細へ
キャンペーンで選ぶキャッシュバックのチャンス!>>詳細へ
分散投資タイプ取り扱い通貨ペアの豊富さ!>>詳細へ
サポート体制で選ぶ24時間問い合わせOK!>>詳細へ
対応口座の数で選ぶFX・CFD・オプションなど>>詳細へ
情報発信力SNSアカウント一覧から選ぶ!>>詳細へ
入金サービスで選ぶ提携先の数や手数料から選ぶ!>>詳細へ
出金サービスで選ぶ出金にかかる時間や手数料!>>詳細へ
取引時間で選ぶサービス開始・終了時間にも差が・・>>詳細へ
スマホアプリ売買チャンスを逃さない!>>詳細へ