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FXで政策金利の利上げと利下げから相場の先行きを予測するサイクル分析とは?

FXぶっちゃけQ&Aは、FX初心者の素朴な疑問に専業トレーダーであるMGI氏が本音で回答していくというコーナー。

【登場人物】ヒトコト
夢見るフクローFXで一攫千金を夢見るFX初心者のフクロウ。
MGI中長期的なサイクル分析をトレードの主体としながら、
短期トレードも行う相場歴15年以上のFXトレーダー。
夢見るフクロー
前回のスワップポイントの話、一攫千金!とはいかないものの、かなり面白かったです!
MGI
スワップポイントは、FXの大きな魅力の一つだよね。

前回のお話はこちら
FXのスワップ金利で儲ける?スワップポイントでどれくらい稼げるの?

夢見るフクロー
特に、後半で話してもらったスワップ金利と為替差益のダブルで狙うというのは、かなりワクワクしましたよ~。
MGI
確かに。かなり”オイシイ”よね
夢見るフクロー
そんな状況になったら、ウハウハですよね~。はぁフクローもそんな気分を味わってみたいなぁ・・・。
MGI
じゃあ、今日はそんなダブルで利益を狙うための方法の一つ「サイクル分析」について説明してみるよ。
夢見るフクロー
サイクルって、もしかして、アレのことですか?
夢見るフクロー
フクローの友達もよくやってますよ!

cycle

MGI
・・・。
MGI
それは、サイクリングね。
夢見るフクロー
し、失礼しました・・。
MGI
じゃあ、早速、説明してみるよ~

 

FXの政策金利の利上げと利上げから相場を予測するサイクル分析とは?

FXにおける「サイクル分析」と呼ばれる方法には、実は様々な方法がありまして、例えば、資源価格と為替レート、債券の金利と為替レート、株価と為替レートといった形で、相関関係を分析して予測するといった方法があります。

その中でも、当サイトが主要なサイクル分析の方法としてご紹介している方法の一つが、各国の中央銀行が決めている「政策金利」と為替レートとの関係を分析したものになります。

例えば、ドル円であれば、アメリカの政策金利と日本の政策金利の動向を探るといったものです。

具体例で見ていきましょう。

1971年以降の米国の金利引き上げとドル円相場の関係

早速ですが、まずは、アメリカのFFレートと米ドル円の超長期チャートをご覧ください。

米ドル/円のチャートは1971年から2016年までのチャートになります。

usdjpy2016

出典/セントルイス連銀-Japan / U.S. Foreign Exchange Rate-

FFレートは1954年から2016年12月までの長期チャートになります。

ffrate2016

出典/セントルイス連銀-Effective Federal Funds Rate-

そして、過去の利上げとその後のドル円の状況を表にまとめたものが以下の表になります。

米国10年国債金利のボトム利上げの開始ドル円のピーク(円安)
1971年3月1973年1月1975年12月(305.67円)
1976年12月1977年8月1980年4月(250.27円)
1980年6月1980年9月1982年10月(271.61円)
1983年5月1984年4月1985年2月(260.47円)
1987年1月1987年9月1990年4月(158.45円)
1993年10月1994年2月
1997年3月
1998年8月(144.68円)
1998年10月1999年6月2002年2月(133.64円)
2003年6月2004年6月2007年6月(122.68円)
2012年7月2015年12月参考/2015年6月(123.71円)
仮/2016年1月(121.686円)

ご覧いただきました通り、過去、FFレートの変動と米ドル/円の関係では、FFレートの利上げ開始から約3年程度は、米ドル/円は基本的に「円安」が進み、その後は「円高」が進むというサイクルが見られています。

ffrate_jpy

夢見るフクロー
こ、これは・・!!ビックリするぐらい同じこと繰り返していますね!
MGI
そうだよね。
夢見るフクロー
なぜ、こんなことが起こるんですか?!
MGI
それぐらい、金利と通貨の値動きには深~い関係があるということだろうね。
夢見るフクロー
しかも、2015年12月のアメリカの利上げ以降の動きもズバリですね!
MGI
サイクル分析の価値が少し伝わったかな?
夢見るフクロー
これってドル円以外でも機能するんですか?
MGI
鋭いね。そうなんだ、実は他の通貨ペアでも機能することがあるんだ。

 

FXの政策金利とドルストレートの通貨ペアの動向

先ほどは、ドル円とアメリカ及び日本の政策金利の関係を見てきましたが、今度はそれ以外の通貨ペア、特に米ドル絡みの通貨ペアであるドル・ストレートについて見てみましょう。

まず、最初にご覧いただくのはオーストラリアドルと米ドルのペアである「豪ドル/米ドル」で見られるサイクルです。

下記の表は、1971年から直近の2015年の12月の利上げ開始まで、アメリカのFRBが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期とRBAが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期をまとめたものになります。

米国の利上げ開始時期米国の利下げ開始時期
1973年1月1974年12月
1977年9月1980年5月
1980年9月1981年11月
1984年4月1984年11月
1987年9月1990年10月
1994年2月1995年7月
1997年3月1998年9月
1999年6月2001年1月
2004年6月2007年9月
2015年12月-

出典/セントルイス連銀-Effective Federal Funds Rate-

オーストラリアの利上げ開始オーストラリアの利下げ開始
-1990年1月
1994年8月1996年7月
1999年11月2001年2月
2002年5月2008年9月
2009年10月2011年11月

参考/RBA -Cash rate-

そして、今回は両方の中央銀行の「利下げ」サイクルと通貨ペアについて見ていきましょう。

先ほどの表からアメリカの利下げを開始した時期とオーストラリアが利下げを開始した時期を豪ドル/米ドル相場のチャート上に抽出したものが下記になります。

1971-2016-risage

赤丸がアメリカの利下げ開始時期、黒丸がオーストラリアの利下げ開始時期です。

オーストラリアは日本とは異なり、米国よりも先に利下げに動くときもあれば、アメリカの後に動くことがありますが、ご覧頂くとお分かりの通り、アメリカ、オーストラリア、いずれの国が利下げを行ったとしても、基本的には、ほとんどのケースで、豪ドル売り(豪ドル安/米ドル高)が進みます。

1971-2016-risage2

中央銀行が利下げを行うときは、金融緩和に動いているときで、リスクオフ相場であることを考えますと、その対極に位置づけられる豪ドルが売られるというのは、自然な流れと言えるでしょう。

例外的なケースも存在するのですが、FRBあるいはRBAのいずれかが、利下げに動くときは、豪ドル米ドルを売りから入るというのは、かなりサイクルが機能するケースの一つと言えます。

例外的なケースも含めて、さらに詳しく豪ドル米ドルのサイクル分析について知りたいという方は、下記よりご覧ください。

参考/豪ドル/米ドルの為替相場をFRBとRBAの政策金利からサイクル分析で予想する方法

では、今度はオーストラリアのお隣ニュージーランドの通貨NZドルと米ドルの間に見られるサイクルについて見てみましょう。

FRBの利上げ及びRBNZの利上げとNZドル/米ドル相場のサイクル

FRBの利上げ及びRBNZによる利上げとNZドル/米ドル相場の関係を見ていくために、まずはFRBが過去に行った利上げと利下げ、及びRBNZの利上げと利下げについて時系列で確認しておきたいと思います。

1971年から直近の2015年の12月の利上げ開始まで、FRBが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期は下記の通りとなっています。

米国の利上げ開始時期米国の利下げ開始時期
1973年1月1974年12月
1977年9月1980年5月
1980年9月1981年11月
1984年4月1984年11月
1987年9月1990年10月
1994年2月1995年7月
1997年3月1998年9月
1999年6月2001年1月
2004年6月2007年9月
2015年12月-

参考/FRB Open Market Operations

そしてRBNZが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期は下記の通りとなっています。

RBNZの利上げ開始RBNZの利下げ開始
1999年11月2001年3月
2002年3月2003年4月
2004年1月2008年7月
2010年6月2011年3月
2014年3月2015年6月

参考/Reserve Bank of New Zealand -Official Cash Rate (OCR) decisions and current rate-

上記の中から、アメリカとニュージーランドの「利上げの開始時期」を抽出して、チャート上に表記したものが下記になります。

riage_01

薄い黄緑色の丸がFRBの利上げ開始時期、濃い緑色の丸がRBNZによる利上げ開始時期を表しています。

日本やヨーロッパは、通常、アメリカが利上げを行った後、追従する形で、その後、利上げを行うのですが、ニュージーランドについては、RBNZが政策金利の導入をはじめた1999年以降、アメリカの後に利上げをはじめたのが1回、そして、アメリカに先行する形で利上げをはじめたのが4回という状況になっています。

上記の中でも特筆すべき点としては、ニュージーランドがアメリカに先行して利上げを行った、過去4回の利上げ後のNZドル/米ドルの動向で、数年単位で急激なNZドル高/米ドル安が進んでいることが確認できます。

riage_02

以上のことから、アメリカとニュージーランドの政策金利とNZドル/米ドルの間には、次のようなサイクルを見出すことができます。

〇アメリカよりもRBNZが先行して利上げしたときはNZドル高/米ドル安が進みやすい

〇利上げ開始後から天井(NZドル高)までの期間については最短で半年、長いときは3年程度続く

例外的なケースも含めて、さらに詳しくNZドル米ドルのサイクル分析について知りたいという方は、下記よりご覧ください。

参考/NZドル/米ドルの為替相場をFRBとRBNZの政策金利からサイクル分析で予想する方法

夢見るフクロー
ドル円に比べると、やや条件が増えていますが、どちらも政策金利によるサイクル的な動向が確かに見られますね!
MGI
機能しないケースもあるというところが、このサイクル分析のポイントでもあるんだ。
夢見るフクロー
どういうことですか?
MGI
100%機能してしまうと、市場はそれを織り込んでしまって、サイクルそのものが機能しなくなる可能性があるからね。
夢見るフクロー
なるほど!
MGI
個人的には、豪ドルやNZドルが米ドルに先行する形で金利の先高感が出てきたときは狙い目だと思うね。
夢見るフクロー
例のスワップと値上がり益のダブル狙いですね!
MGI
うん。
夢見るフクロー
よーし、フクローもそのときは全力で突っ込みますよ~・・・へへへ
MGI
また、いつもの欲張りフクローが出てきたね(笑)
夢見るフクロー
何か、テンションがあがってきましたよ~!今夜も一丁やったろやないか~!
MGI
ほどほどにね~(笑)
夢見るフクロー
また、次回もお願いします!
MGI
こちらこそ~またねー

続きのお話はこちらからどうぞ
FXをはじめる資金はどのくらい用意すればいいの?1万円や10万円でも初心者はOK?

まとめ

「FXで政策金利の利上げと利下げから相場の先行きを予測するサイクル分析とは?」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事でご紹介できなかった、ユーロドルや、ポンドドルなどサイクル分析の記事をもっと読みたいという方は、「FXにおけるサイクル分析」からお読み頂ければと思います。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

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