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資産運用先としてのユーロの魅力とリスクについて

これから外貨投資をはじめるにあたって、資産運用先としてユーロを検討しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は資産運用先として、「ユーロ」にはどんな魅力とリスクがあるのかということを説明していきたいと思います。

早速見ていきましょう。

取引量・流動性のボリューム -魅力その1-

ユーロへ投資をする魅力として真っ先に挙げられるものと言えば、世界で最も取引が盛んな通貨ペア「ユーロ/米ドル」に代表される「流動性」があります。

流動性が高いため、自分が好きなタイミングでユーロ/ドルやユーロ/円を買い建てることができる他、ポジション整理をするタイミングなどで困ることはほとんどありません。

また、流動性が高いことから、ユーロ/ドルやユーロ/円は、米ドル/円に次ぐ取引コストの安い通貨になっているケースがほとんどで、マイナー通貨にありがちな流動性の枯渇から起こる「スプレッドの広がり」といったことは滅多に起きません。

下記は、国際決済銀行が発表している通貨ペアごとの取引シェアですが、ユーロ/ドルやユーロ/円の取引量が多いことが確認できます。

 2007年2010年2013年
通貨ペアシェアシェアシェア
USD/EUR27%28%24%
USD/JPY13%14%18%
USD/GBP12%9%9%
USD/CHF5%4%3%
USD/CAD4%5%4%
USD/AUD6%6%7%
USD/その他20%19%22%
EUR/JPY3%3%3%
その他のペア10%12%10%

出典:国際決済銀行(BIS)

通貨としての高い信認性 -魅力その2-

世界で最も信認の厚い通貨と言えば、基軸通貨の米ドルですが、その次の通貨は?となりますと、現在は「ユーロ」ということになるかと思います。

それを端的に表しているのが、IMFが加盟国の準備資産を補完する手段として、1969年に創設した国際準備資産のSDRで、ユーロは米ドルに続いて2番手の30.93%のシェアを占めています。(SDRは定期的に見直しが行われることになっていまして、下記は2016-2020年の内訳。)

sdr

期間2016-2020
米ドル41.73%
ユーロ30.93%
人民元10.92%
日本円8.33%
イギリスポンド8.09%

(参考/特別引出権(SDR)-IMF-)

外貨投資の投資対象として、世界No2と言っても過言ではない「信任性の高さ」はユーロ投資の大きな魅力の一つになるかと思います。

欧州連合としての多様性 -魅力その3-

通貨の流通という視点で見た場合、一般的には、一つの国では自国の通貨(+米ドル)といった形で流通している国がほとんどです。

しかし、ユーロの場合、ご存知の通り、欧州連合の共通通貨として使われていまして、複数の国でその通貨を共同で使用するという形態を取っています。

この多様性については、メリットとデメリットがありまして、メリットとしては、複数の国で共有できる利便性の高さが挙げられます。

実際、ヨーロッパへ旅行や仕事で滞在したことのある方はご存知かと思いますが、EUの中ではユーロだけで、お金のやり取りを済ませることができるというのは、非常に便利です。

そうした実用面での魅力というのも、ユーロへ投資を行う際の魅力の一つとして挙げられるかと思います。

玉石混交の多様性 -リスクその1-

ユーロの実用面での利便性の高さがユーロへの投資の魅力の一つでは一方、ユーロ圏内における国家間の経済格差はリスクの一つと言えます。

例えば、、2010年に、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなどを中心として起こった欧州債務危機は、ユーロの抱える複雑な面を露呈するとともに、ユーロ安を引き起こしました。

その後、欧州債務危機は収束したかのように見えますが、ユーロが抱える圏内の経済格差問題は、本質的には解決したとは言い難く、今後も、同様の問題が起こらないとは限りません。

ユーロへ投資するということは、そうしたリスクを抱えているということは、把握しておきたいところです。

ユーロ経済の成長率 -リスクその2-

アメリカ、日本と同じく、ユーロも先進国であるが故に、経済成長率は長い間、低い状態が続いています。

下記のグラフは欧州委員会が発表している潜在GDP伸び率のデータをもとに、当サイトにて作成したグラフになりまして、過去15年、そして、2024年までの予測は、かなり低い数値となっていることが分かります。

euro02

参考/欧州委員会

経済成長率の高低と、通貨の価値が必ずしも相関するわけではありませんが、低成長の通貨が積極的に買われるということは限られる可能性があります。

ユーロ経済の低金利およびマイナス金利 -リスクその3-

ユーロのリスクとして、経済の成長率が今後も低いことが予想されるというリスクについて説明させて頂きましたが、それに伴って、ユーロの金利低下はリスク要因の一つになる可能性があります。

つまり、端的に説明いたしますと、ユーロを保有しているだけで、金利支払い(マイナススワップ)が発生する可能性があるということになります。

下記は、ユーロの短期金利(LIBOR)になりまして、2015年から2016年にかけて、マイナス水準にまで沈んでいることがご確認頂けるかと思います。

euro

参考/3-Month London Interbank Offered Rate (LIBOR), based on Euro© -Federal Reserve Bank of St. Louis-

短期・中期の取引であれば、マイナススワップはそれほど大きな影響はないかもしれませんが、資産運用で外貨積み立て投資などを考えている人にとっては、決して歓迎できることではありません。

ユーロへ投資を行う際は、こうした金利低下リスク(マイナススワップ発生リスク)があるということは、認識しておきたいところです。

まとめと外貨投資の方法について

「資産運用先としてのユーロの魅力とリスクについて」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

これからユーロへの投資を検討しているという方に参考にして頂ければ、幸いです。

なお、ユーロへの投資ということになりますと、外貨預金とFXのどちらで投資を行うかを検討されているという方もいらしゃるかもしれません。

そんな方のために、当サイトにて外貨預金とFXを徹底比較したページをご用意しておりますので、そちらも参考にして頂ければ、と思います。

参考/FXと外貨預金の違いを徹底比較!どっちがメリットあるの?

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取引先の金融機関FX会社または証券会社銀行
取引方法外貨の売り注文も買い注文の両方可能外貨の買い注文のみ
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取引時間24時間/土日以外は祝日でも取引可能銀行の営業時間のみ
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為替変動による利益円高・円安のどちらでも利益を出すことが可能買ったプライスよりも円安に動いた場合
金利収入1日単位で収入を得ることが可能原則、満期時または解約時
資金効率個人の場合最大25倍のレバレッジ運用可能レバレッジ運用不可
取り扱い通貨主要通貨から高金利通貨まで幅広い主要通貨のみ
リスク為替変動による損失リスク及びレバレッジ為替変動による損失リスク
リスク管理損失管理が可能短期的な大変動があっても損失管理ができない
資金の安全性全額または一部信託保全が義務付け預金保護制度の対象外

追記:FXで外貨の積立投資を始めたい方のために、小額積立投資ができるFX会社を比較検討できるページもご用意させて頂きました。

参考/1,000通貨単位で取引できるおすすめFX会社のまとめ

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