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ユーロドルの1月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2017年までの変動幅・変動率のまとめ

年初めとなることから変動が急激になることも少なくない「1月相場」

今回は、そんな1月相場の実態を探るべく、1997年から2017年までの「1月」のユーロドル相場が、どんな値動きをしてきたのかを実際のデータをもとに検証してみました。

早速、見ていきましょう。

1997年~2017年における1月のユーロドル相場

まず、最初にご覧いただくのは、1997年から2017年までの1月のユーロドル相場がユーロ高、ユーロ安のどちらに動くことが多かったかを単純にカウントしてみた表になります。

1997年から2017年の月足チャートは下記の通りです。

eurusd19972016

データ出所/GMOクリック証券

そして、上記のチャートから毎年1月の始値と終値を抽出して、その結果がユーロ高だったのか、ユーロ安だったのかを時系列でまとめたものが下記の表になります。

1月のユーロドル相場レート(始値⇒終値)結果
19971.2522⇒1.1791ユーロ安
19981.09650⇒1.07750ユーロ安
19991.17400⇒1.13630ユーロ安
20001.00500⇒0.96930ユーロ安
20010.94230⇒0.93620ユーロ安
20020.89130⇒0.85840ユーロ安
20031.04970⇒1.07530ユーロ高
20041.25770⇒1.24740ユーロ安
20051.35440⇒1.30350ユーロ安
20061.18430⇒1.21530ユーロ高
20071.31940⇒1.29150ユーロ安
20081.46200⇒1.48590ユーロ高
20091.40200⇒1.28080ユーロ安
20101.43012⇒1.38617ユーロ安
20111.33464⇒1.36938ユーロ高
20121.29318⇒1.30826ユーロ高
20131.32033⇒1.35763ユーロ高
20141.37585⇒1.34863ユーロ安
20151.21029⇒1.12937ユーロ安
20161.08721⇒1.08308ユーロ安
20171.04520⇒1.07958ユーロ高

こうして並べてみますと、幾つか興味深い傾向があることが分かります。

まず、目を引くのが1997年から2006年までの10年間のうち、8年が陰線、つまりユーロ安で終わっているという点です。

アジア通貨危機、LTCMショック、ITバブル崩壊、NY同時多発テロなどの激動の期間でしたが、そのうちの8年はドル高ユーロ安で終わっているというのは、「有事のドル買い」をはじめ、当時のユーロドルの1月相場におけるドル買い圧力が相当なものであったことを物語っています。

また、次の10年となる2007年から2016年までの10年間でも、1997年から2006年までの10年間ほどではありませんが、10年のうち、6年がユーロ安で終わっていまして、ややユーロ安ドル高優勢という状況になっています。

ここ20年の1月のユーロドル相場のユーロ高、ユーロ安の回数をまとめた表は下記の通りです。

1月のユーロドル相場ユーロ安に終わった回数ユーロ高に終わった回数
1997-201714回7回

1997年から2017年の21年間については、回数としては、かなりユーロ安が優勢といった結果に終わっています。

では、続いて、その中身について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1997年~2017年における1月のユーロドル相場の変動幅と変動率

それでは、今度はユーロドルの1月相場がどのくらいの変動が起こっているのか、つまり、ボラティリティがどれくらいなのかということを検証していきたいと思います。

その検証を行うために、上記のチャートから、各年の高値と安値を抽出してまとめた表が下記になります。

1月のユーロドル相場高値安値
1997年1.255401.16980
1998年1.119101.07000
1999年1.190601.13350
2000年1.041400.96680
2001年0.959500.91090
2002年0.906600.85670
2003年1.090601.03320
2004年1.289401.23330
2005年1.357801.29220
2006年1.232001.17980
2007年1.329301.28640
2008年1.492201.43650
2009年1.404101.27630
2010年1.457831.38616
2011年1.375761.28729
2012年1.323361.26237
2013年1.357501.29976
2014年1.377501.34787
2015年1.210791.10980
2016年1.098431.07105
2017年1.081151.03399

ご覧いただくとお分かりの通り、1ヶ月の間に、かなり大きな値動きをしている月が複数存在しまして、例えば、ITバブルが崩壊した2000年の1月は、その先を占うかのように、高値1.04140から安値0.96680まで、1ヶ月の間に「7.2%」の”ユーロ安”が起こっています。

また、サブプライムローン危機やリーマンショックの危機が猛威を奮った2009年、そして欧州で金融危機、財政危機問題が取り沙汰された2011年は、それぞれ「9.2%」と「6.5%」という大きなドル高ユーロ安が起こっています。

そして、それらを含めて、ユーロドルの各年の1月相場の変動幅と変動率をまとめた表が下記になります。

1月のユーロドル相場変動幅変動率
1997年0.08566.9%
1998年0.04914.4%
1999年0.05714.8%
2000年0.07467.2%
2001年0.04865.1%
2002年0.04995.6%
2003年0.05745.3%
2004年0.05614.4%
2005年0.06564.9%
2006年0.05224.3%
2007年0.04293.3%
2008年0.05573.8%
2009年0.12789.2%
2010年0.07165%
2011年0.08846.5%
2012年0.06094.7%
2013年0.05774.3%
2014年0.02962.2%
2015年0.10098.4%
2016年0.02732.5%
2017年0.04714.4%
平均0.06215.10%

平均変動幅と平均変動率はそれぞれ「0.0629」と「5.14%」となっておりまして、1997年から2016年のドル円相場の1月の平均変動幅「5.32円」、平均変動率「4.8%」と、ほぼ互角の値動きをしています。

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1997年~2017年の1月相場の値動きから考えるユーロドルのトレード戦略

ここまで過去約20年の1月のユーロドル相場の動向をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまでの傾向に過ぎないという前提はありますが、1月相場は、2007年から2016年の直近の約10年間についてはやや落ち着いたものの、1997年から2006年の約10年で見られたように、かなりユーロ安ドル高に傾くことが多く見られています。

今後も、その傾向が続くのか、あるいは、逆に確率論的に、ユーロ高ドル安が増えてくるのかは余談を許しませんが、ただ、2000年、2009年、2012年などを見る限り、マーケットにリスク回避的な動きが出たときは、大きくユーロが売られることが少なくありません。

リスク・リターンで考えますと、リスク回避的な雰囲気が出始めたら、ユーロを売って、ドルを買うというトレードは、かなり優位性がありそうです。

また、ドル円相場もしかりですが、1月相場が大きく動きときは、その年の1年の値動きを示唆するようなケースが少なくありませんので、1月相場がユーロ安に大きく振れることを確認出来た場合は、その年は基本的にユーロ売り目線でトレードに臨むと功を奏しそうです。

本記事が、FXでトレードをしている人や、これからトレードをしようと考えている人の参考になれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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