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ユーロドルの2月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2017年までの変動幅・変動率のまとめ

日本の輸出勢によるレパトリエーションが、影響が出ることも少なくない「2月相場」

今回は、そんな2月相場の実態を探るべく、1997年から2017年までの「2月」のユーロドル相場が、どんな値動きをしてきたのかを実際のデータをもとに検証してみました。

早速、見ていきましょう。

1997年~2017年における2月のユーロドル相場

まず、最初にご覧いただくのは、1997年から2017年までの2月のユーロドル相場がユーロ高、ユーロ安のどちらに動くことが多かったかを単純にカウントしてみた表になります。

1997年から2017年の月足チャートは下記の通りです。

eurusd19972016

データ出所/GMOクリック証券

そして、上記のチャートから毎年2月の始値と終値を抽出して、その結果がユーロ高だったのか、ユーロ安だったのかを時系列でまとめたものが下記の表になります。

2月のユーロドル相場レート(始値⇒終値)結果
19971.17680⇒1.14630ユーロ安
19981.07650⇒1.08790ユーロ高
19991.13870⇒1.10230ユーロ安
20000.97010⇒0.96460ユーロ安
20010.93700⇒0.92300ユーロ安
20020.85850⇒0.86860ユーロ高
20031.07910⇒1.07960ユーロ高
20041.24680⇒1.24920ユーロ高
20051.30350⇒1.32230ユーロ高
20061.21520⇒1.19180ユーロ安
20071.29980⇒1.32270ユーロ高
20081.48590⇒1.51770ユーロ高
20091.27660⇒1.26690ユーロ安
20101.38618⇒1.36313ユーロ安
20111.36937⇒1.38057ユーロ高
20121.30826⇒1.33235ユーロ高
20131.35762⇒1.30558ユーロ安
20141.3484⇒1.38007ユーロ高
20151.13108⇒1.11978ユーロ安
20161.08302⇒1.08719ユーロ高
20161.07958⇒1.05747ユーロ安

こうして並べてみますと、幾つか興味深い傾向があることが分かります。

まず、目を引くのが2003年から2007年までの5年間のうち、4年が陽線、つまりユーロ高で終わっているという点です。

2003年から2007年は、世界的に経済が好調に推移した期間で、EUの政策金利も高かったことから、円キャリー、ドルキャリーなどを背景に、ユーロ買いが進み、ドル安ユーロ高が、順調に続いたものと考えられます。

一方で、1997年から2002年は、アジア通貨危機、ロシアの財政危機、LTCMショック、ITバブル崩壊などの悪材料が噴出したこともあり、リスクオフのドル買い、円買いを背景にユーロは売られ、6年のうち、4年がユーロ安ドル高で終わっています。

少なくとも、1997年から2007年までの約10年間におけるユーロドルの「2月」相場については、マーケットの雰囲気が素直にレートに反映された時期であったということが分かります。

しかし、2008年から2016年にかけてのユーロドルの「2月相場」については、必ずしもマーケットの雰囲気が素直にレートの反映されているというわけではなく、例えば、ユーロ圏でギリシア、イタリア、スペイン、ポルトガルなどで財政危機が取り沙汰された2011年から2014年は、高安まちまちといった結果に終わっています。

そして、ここ20年の2月のユーロドル相場のユーロ高、ユーロ安の回数をまとめた表は下記の通りです。

2月のユーロドル相場ユーロ安に終わった回数ユーロ高に終わった回数
1997-201710回11回

1997年から2017年の20年間については、回数としては、ややユーロ高が優勢といった結果に終わっています。

では、続いて、その中身について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1997年~2017年における2月のユーロドル相場の変動幅と変動率

それでは、今度はユーロドルの2月相場がどのくらいの変動が起こっているのか、つまり、ボラティリティがどれくらいなのかということを検証していきたいと思います。

その検証を行うために、上記のチャートから、各年の高値と安値を抽出してまとめた表が下記になります。

2月のユーロドル相場高値安値
1997年1.180601.13840
1998年1.104501.07280
1999年1.139501.09210
2000年1.008900.93900
2001年0.944500.90130
2002年0.880100.85600
2003年1.093601.00610
2004年1.292401.23720
2005年1.327701.27310
2006年1.216201.18250
2007年1.325801.28960
2008年1.523901.44400
2009年1.309401.25130
2010年1.402551.34427
2011年1.386111.34279
2012年1.348581.29744
2013年1.371061.30181
2014年1.382441.34768
2015年1.153391.11758
2016年1.137631.08144
2017年1.082881.04936

ご覧いただくとお分かりの通り、1ヶ月の間に、かなり大きな値動きをしている月が複数存在しまして、例えば、ITバブルが崩壊した2000年の2月は、その先を占うかのように、高値1.00890から安値0.93900まで、1ヶ月の間に「7%」の”ユーロ安”が起こっています。

また、世界経済が本格的に底入れを開始することになった2003年には、安値1.00610から高値1.09360まで、1ヶ月の間に「8.1%」の”ユーロ高”が起こっています。

そして、それらを含めて、ユーロドルの各年の2月相場の変動幅と変動率をまとめた表が下記になります。

2月のユーロドル相場変動幅変動率
1997年0.04223.6%
1998年0.03172.9%
1999年0.04744.2%
2000年0.06997%
2001年0.04324.6%
2002年0.02412.8%
2003年0.08758.1%
2004年0.05524.3%
2005年0.05464.2%
2006年0.03372.8%
2007年0.03622.8%
2008年0.07995.3%
2009年0.05814.5%
2010年0.05824.2%
2011年0.04333.2%
2012年0.05113.8%
2013年0.06925.1%
2014年0.03472.6%
2015年0.03583.2%
2016年0.05615%
2017年0.03353.1%
平均0.04984.11%

平均変動幅と平均変動率はそれぞれ「0.0498」と「4.11%」となっておりまして、1997年から2016年のユーロドル相場の1月の平均変動幅「0.0629」、平均変動率「5.14%」と比べると、やや値動きは大人しいと言えるかと思います。

参考/ユーロドルの1月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの2月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの3月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの4月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

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参考/ユーロドルの9月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの10月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2015年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの11月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2015年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの12月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2015年までの変動幅・変動率のまとめ

1997年~2017年の2月相場の値動きから考えるユーロドルのトレード戦略

ここまで過去約20年の2月のユーロドル相場の動向をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまでの傾向に過ぎないという前提はありますが、ユーロドルの2月相場は、マーケットの雰囲気が素直に出やすいという側面がある一方で(1997年から2007年)、それとは逆に動いたりする期間(2008年から2016年)も少なくなく、どちらかにバイアスを持つことは控えた方がいい1ヶ月と言えるかも知れません。

また、値動きも1月などに比べると、それほど大きくないことから、よほど大きな材料が出ない限りは、基本的には”動かない”1ヶ月と考えて問題ないかと思います。

そういった意味では、よほど自信があるときを除けば、あまり積極的にトレードをすべき1ヶ月ではないのかもしれません。

方向感のない相場で、中途半端にトレードを仕掛けてしまいますと、「売ってヤラレ」、「買ってヤラレ」といったことにもなりかねませんので、十分に注意したいところです。

本記事が、FXでトレードをしている人や、これからトレードをしようと考えている人の参考になれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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