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ユーロドルの7月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

夏休みとなる8月を前にポジション調整が起きたり、あるいは下半期に向けて新たなポジションを作るといった動きも見られる「7月相場」

今回は、そんな7月相場の実態を探るべく、1997年から2016年までの「7月」のユーロドル相場が、どんな値動きをしてきたのかを実際のデータをもとに検証してみました。

早速、見ていきましょう。

1997年~2016年における7月のユーロドル相場

まず、最初にご覧いただくのは、1997年から2016年までの7月のユーロドル相場がユーロ高、ユーロ安のどちらに動くことが多かったかを単純にカウントしてみた表になります。

1997年から2016年の月足チャートは下記の通りです。

eurusd19972016

データ出所/GMOクリック証券

そして、上記のチャートから毎年7月の始値と終値を抽出して、その結果がユーロ高だったのか、ユーロ安だったのかを時系列でまとめたものが下記の表になります。

7月のユーロドル相場レート(始値⇒終値)結果
19971.12550⇒1.07280ユーロ安
19981.09500⇒1.10900ユーロ高
19991.03590⇒1.07050ユーロ高
20000.95220⇒0.92590ユーロ安
20010.84940⇒0.87550ユーロ高
20021.00760⇒0.97720ユーロ安
20031.15050⇒1.12330ユーロ安
20041.21980⇒1.20170ユーロ安
20051.21030⇒1.21190ユーロ高
20061.27850⇒1.27630ユーロ安
20071.35140⇒1.36820ユーロ高
20081.57530⇒1.56010ユーロ安
20091.40310⇒1.42560ユーロ高
20101.22365⇒1.30504ユーロ高
20111.45010⇒1.43982ユーロ安
20121.26723⇒1.23025ユーロ安
20131.30144⇒1.33006ユーロ高
20141.36916⇒1.33897ユーロ安
20151.11456⇒1.09841ユーロ安
20161.11049⇒1.11740ユーロ高

こうして並べてみますと、幾つか興味深い傾向があることが分かります。

まず、目を引くのが2007年から2016年までの10年間は、ユーロ高とユーロ安がほぼ交互に起きていまして、特に目立ったアノマリーがありません。

月単位で見ますと、ここまでユーロ高とユーロ安がキレイに交互になるのは、あまりなく、その他の月では、その多くが、どちらかの傾向が色濃く出ることを考えますと、7月はその特徴のなさこそが最大の特徴と言えます。

2007年から2016年と言えば、アメリカでのサブプライムローン危機、リーマンショック、欧州の財政危機(ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリアなどの国債が暴落)などがマーケットを大混乱に陥れた時期ですが、ユーロについては、リスクオフのムードで売られたときもあれば、逆に売られ過ぎの反動でリバウンドした月もあるといった様相で、その値動きの内容としても特徴が掴みにくい状況になっています。

では、1997年から2006年の10年はどうだったかと言いますと、こちらも、ご覧いただきました通り、高安まちまちの展開が続いておりまして、これといったアノマリーを見出すことはできません。

そして、ここ20年の7月のユーロドル相場のユーロ高、ユーロ安の回数をまとめた表は下記の通りです。

8月のユーロドル相場ユーロ安に終わった回数ユーロ高に終わった回数
1997-201611回9回

回数的にも、ユーロ高とユーロ安が拮抗しているという状況になっています。

では、続いて、その中身について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1997年~2016年における7月のユーロドル相場の変動幅と変動率

それでは、今度はユーロドルの7月相場がどのくらいの変動が起こっているのか、つまり、ボラティリティがどれくらいなのかということを検証していきたいと思います。

その検証を行うために、上記のチャートから、各年の高値と安値を抽出してまとめた表が下記になります。

7月のユーロドル相場高値安値
1997年1.129001.06600
1998年1.116501.07850
1999年1.074401.01040
2000年0.959700.91880
2001年0.882300.83440
2002年1.021000.97560
2003年1.161001.11110
2004年1.245901.119930
2005年1.225301.18670
2006年1.285401.24610
2007年1.385101.35270
2008年1.603801.55210
2009年1.430201.38320
2010年1.310591.21929
2011年1.457721.38371
2012年1.267231.20422
2013年1.334441.27551
2014年1.370021.33668
2015年1.121571.08089
2016年1.119691.09514

ご覧いただくとお分かりの通り、1ヶ月の間に、かなり大きな値動きをしている月が複数存在しまして、例えば、6月に金利を引き上げたばかりのFRBが7月のFOMCでも更なる利上げも辞さないというタカ派の発言が飛び出したことから、2004年の7月には、高値1.24590から安値1.119930まで、1ヶ月の間に「10.2%」の”ユーロ安”が起こっています。

また、当時の米景気に対する不透明感と欧州金融機関のストレステストがほぼ予想通りだったことを受けて、2015年の6月には、安値1.21929から高値1.31059まで、1ヶ月の間に「7%」の”ユーロ高”が起こっています。

そして、それらを含めて、ユーロドルの各年の7月相場の変動幅と変動率をまとめた表が下記になります。

7月のユーロドル相場変動幅変動率
1997年0.0635.6%
1998年0.0383.5%
1999年0.0646%
2000年0.0404.3%
2001年0.0475.5%
2002年0.0454.5%
2003年0.0494.3%
2004年0.12510.2%
2005年0.0383.2%
2006年0.0393.1%
2007年0.0322.4%
2008年0.0513.3%
2009年0.0473.3%
2010年0.0917%
2011年0.0745.1%
2012年0.0635%
2013年0.0584.5%
2014年0.0332.5%
2015年0.0403.7%
2016年0.0242.2%
平均0.05344.5%

平均変動幅と平均変動率はそれぞれ「0.0534」と「4.5%」となっておりまして、1997年から2016年のユーロドル相場の1月の平均変動幅「0.0629」、平均変動率「5.14%」と比べると、値動きそのものはそれほど大きいというわけではありません。

参考/ユーロドルの1月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

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参考/ユーロドルの7月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの8月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの9月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの10月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2015年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの11月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2015年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ユーロドルの12月相場はユーロ高?ユーロ安?1997年から2015年までの変動幅・変動率のまとめ

1997年~2016年の7月相場の値動きから考えるユーロドルのトレード戦略

ここまで過去約20年の7月のユーロドル相場の動向をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまでの傾向に過ぎないという前提はありますが、ユーロドルの7月相場は、過去、20年間の推移を見る限り、これといったアノマリーを見出すことはできません。

また、順張り、逆張りのいずれのトレードを仕掛けるにしても、7月については、特に優位性がありそうなアノマリーもありません。

もし、この傾向が今後も継続するのであれば、7月については、ユーロ高・ユーロ安のバイアスを持たずに相場に臨むことが肝心と言えそうです。

また、ボラティリティについては、7月はあまり高くない1ヶ月になっていますが、稀に大きく動いたりすることがありますので、マーケットの状況を注視しながら、ストップロスやポジションサイズにはしっかりと注意を払っておきたいところです。

本記事が、FXでトレードをしている人や、これからトレードをしようと考えている人の参考になれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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