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ポンドドルの6月相場はポンド高?ポンド安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

欧米勢の多くの企業にとっては中間決算の期末にあたる「6月相場」

今回は、そんな6月相場の実態を探るべく、1997年から2016年までの「6月」のポンドドル相場が、どんな値動きをしてきたのかを実際のデータをもとに検証してみました。

早速、見ていきましょう。

1997年~2016年における6月のポンドドル相場

まず、最初にご覧いただくのは、1997年から2016年までの6月のポンドドル相場がポンド高、ポンド安のどちらに動くことが多かったかを単純にカウントしてみた表になります。

1997年から2016年の月足チャートは下記の通りです。

gbpusd19972016

データ出所/GMOクリック証券

そして、上記のチャートから毎年6月の始値と終値を抽出して、その結果がポンド高だったのか、ポンド安だったのかを時系列でまとめたものが下記の表になります。

6月のポンドドル相場レート(始値⇒終値)結果
19971.64080⇒1.66500ポンド高
19981.63270⇒1.66750ポンド高
19991.60150⇒1.57700ポンド安
20001.50020⇒1.51670ポンド高
20011.41780⇒1.40550ポンド安
20021.45680⇒1.53160ポンド高
20031.62520⇒1.65450ポンド高
20041.83180⇒1.82000ポンド安
20051.81660⇒1.79150ポンド安
20061.86930⇒1.84810ポンド安
20071.97960⇒2.00860ポンド高
20081.97600⇒1.99200ポンド高
20091.61820⇒1.64570ポンド高
20101.45342⇒1.49347ポンド高
20111.64456⇒1.60506ポンド安
20121.54030⇒1.57050ポンド高
20131.51984⇒1.52117ポンド高
20141.67603⇒1.71041ポンド高
20151.52869⇒1.57115ポンド高
20161.44796⇒1.33071ポンド安

こうして並べてみますと、かなり興味深い傾向があることが分かります。

まず、目を引くのが2007年から2016年の10年間のうち、なんと8年で、ポンドドルの6月相場はポンド高で終わっているという点です。

2007年から2016年と言えば、サブプライムローン危機、欧州の財政危機に端を発する金融危機、イギリスのEU離脱を巡る国民投票、テーパリング開始後の米ドル独歩高といったポンドの売り材料に事欠かなった10年で、そんな状況にありながらも、80%の確率でポンド高となっているのは、特筆すべき点と言えるかと思います。

また、世界的に景気が回復傾向にあり、資源高、株高が続いた2003年から2006年の4年間では、4年中3年がポンド安に終わっていまして、マーケットの雰囲気に逆行するような動きが高い確率で続いたというのも興味深い点の一つです。

ポンドドルの6月相場については、特に2000年以降は、マーケットの雰囲気に逆行するような動きを見せることが多い1ヶ月という側面があることが窺えます。

そして、ここ20年の6月のポンドドル相場のポンド高、ポンド安の回数をまとめた表は下記の通りです。

6月のポンドドル相場ポンド安に終わった回数ポンド高に終わった回数
1997-20167回13回

1997年から2016年の20年間については、回数としては、ややポンド高米ドル安が優勢といった結果に終わっています。

では、続いて、その中身について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1997年~2016年における6月のポンドドル相場の変動幅と変動率

それでは、今度はポンドドルの6月相場がどのくらいの変動が起こっているのか、つまり、ボラティリティがどれくらいなのかということを検証していきたいと思います。

その検証を行うために、上記のチャートから、各年の高値と安値を抽出してまとめた表が下記になります。

6月のポンドドル相場高値安値
1997年1.672501.61870
1998年1.678301.62500
1999年1.617501.57190
2000年1.531501.48920
2001年1.422001.36770
2002年1.537601.45320
2003年1.689401.62410
2004年1.848401.80110
2005年1.839901.78710
2006年1.887301.80900
2007年2.008601.96220
2008年1.996601.94080
2009年1.674301.58010
2010年1.512711.43456
2011年1.649451.59106
2012年1.577661.52677
2013年1.575081.51650
2014年1.711441.66983
2015年1.592971.51698
2016年1.501551.31202

ご覧いただくとお分かりの通り、1ヶ月の間に、かなり大きな値動きをしている月が複数存在しまして、例えば、イギリスがEUから離脱することについて国民投票が行われた2016年6月には高値1.50155から安値1.31202まで、1ヶ月の間に「12.7%」の”ポンド暴落”が起こっています。

また、リーマンショック後、マーケットが再びリスクテイクに動き出した2009年の6月(この年は順張りが有効だった)には、安値1.58010から高値1.67430まで、1ヶ月の間に「5.7%」の”ポンド高”が起こっています。

そして、それらを含めて、ポンドドルの各年の6月相場の変動幅と変動率をまとめた表が下記になります。

6月のポンドドル相場変動幅変動率
1997年0.05383.3%
1998年0.05333.2%
1999年0.04562.9%
2000年0.04232.8%
2001年0.05433.9%
2002年0.08445.5%
2003年0.06533.9%
2004年0.04732.6%
2005年0.05282.9%
2006年0.07834.2%
2007年0.04642.4%
2008年0.05582.8%
2009年0.09425.7%
2010年0.078155.2%
2011年0.058393.6%
2012年0.050893.3%
2013年0.058583.8%
2014年0.041612.5%
2015年0.075994.8%
2016年0.1895312.7%
平均0.066344.1%

平均変動幅と平均変動率はそれぞれ「0.06634」と「4.1%」となっておりまして、1997年から2016年のポンドドル相場の1月の平均変動幅「0.07144」、平均変動率「4.3%」とほぼ互角の値動きをしています。(ただ、例外的だった2016年6月の値動きを除きますと、通常はそれほど大きな値動きをする1ヶ月ではありません。)

参考/ポンドドルの1月相場はポンド高?ポンド安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ポンドドルの2月相場はポンド高?ポンド安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ポンドドルの3月相場はポンド高?ポンド安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ポンドドルの4月相場はポンド高?ポンド安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/ポンドドルの5月相場はポンド高?ポンド安?1997年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

1997年~2016年の6月相場の値動きから考えるポンドドルのトレード戦略

ここまで過去約20年の6月のポンドドル相場の動向をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまでの傾向に過ぎないという前提はありますが、6月相場は、特に2000年代以降は、マーケットの雰囲気とは逆に動くことが多い1ヶ月と言えそうです。

そして、その傾向が連続する傾向があるということを考慮しますと、マーケットの雰囲気が前年と同じようなときは、シンプルに前年と同じスタンスで臨むというトレード戦略が功を奏しそうです。

例えば、前年同様、欧州経済に悲観的な見方が優勢であれば、ポンド買い、世界経済が順調であれば、ポンド売りといった感じです。

ただ、2016年の6月や2009年のように、マーケットの雰囲気がそのまま反映されることもありますので、アノマリーを過信することは禁物です。

ストップロスやポジションサイズに十分に注意を払いつつ、トレードのチャンスを”モノ”にしたいところですね。

本記事が、FXでトレードをしている人や、これからトレードをしようと考えている人の参考になれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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