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FXで「ジリ高」相場でトレードする戦略と注意点とは?

FXには様々な相場展開がありますが、中でも、ジリジリと値を上げていく「ジリ高」相場と呼ばれる相場展開があります。

そこで、今回は「ジリ高」相場とは、一体どういった相場展開のことを指していいるのか、そして、ジリ高相場でトレードするときの戦略と注意点などについて説明していきたいと思います。

早速、見ていきましょう。

ジリ高相場とは?

そもそもジリ高相場とは一体、どんな相場展開のことを指しているのでしょうか?

早速、具体例でご覧ください。

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チャート出所/GMOクリック証券

上記は2016年5月初旬から5月末までの約1ヶ月の間、続いたドル円チャートでのジリ高相場で、途中下げそうになると、すかさず買いが入り・・、また下げそうになると、すかさず買いが入り・・と、ジリジリと値を切り上げているのがお分かり頂けるかと思います。

上記のように、下げそうで下げない、かといって、急激に上昇するわけでもない相場展開のことをジリ高相場と呼びます。

どんなときに、ジリ高相場は起こりやすい?

ジリ高相場が起こる背景には、様々な見方がありますが、FXでは、その原動力となるのは、ショートの買戻しというパターンが少なくありません。

例えば、先ほどご紹介したドル円チャートをよくご覧いただきますと、ジリ高相場が起こる前にドル円の急落があったことが確認して頂けるかと思います。

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チャート出所/GMOクリック証券

上記のような大きな下落が起きると、マーケットでは、どうしてもその余韻に引っ張られる形で、少し値を戻すと、戻り売りのためのショートがマーケットに入ってきます。

そして、戻り売りのショートを入れたものの、思ったように値が下がらないので、買戻しを入れる・・・、そして、また値が上がったところで、戻り売りのショートが入る・・・ということが繰り返されるために、「ジリ高相場」が起きやすくなると言われています。

実際の動きはどうだったのかを通貨先物取引サービスを展開するCMEグループが公表しているシカゴ投機筋のポジションを見てみましょう。

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データ出所/CME GROUP

上記がその建て玉の推移になりまして、下記が2016年5月前後のドル円ショートの推移になります。

 SHORT前週比
2016年4月26日30972-2868
2016年5月3日24106-6866
2016年5月10日298505744
2016年5月17日27246-2604
2016年5月24日327335487
2016年5月31日32127-606
2016年6月7日25384-6743

ご覧いただきました通り、全般的にドル円のショートは減少傾向にあるものの、途中で追加のショートが入っては・・・、また減少・・・ということを繰り返していることがお分かり頂けるかと思います。

つまり、ジリ高相場は、急落後などで、下げの余韻が残る中、マーケットとしては、下がりそうだけど、なかなか下がらないときに起きやすいということが言えるかと思います。

ジリ高相場でのトレード戦略と注意点

ジリ高相場では、新規のショートが入るものの、ジリッジリッと買戻しによる上げ基調になることから、最も注意しなくてはいけないのは、安易なショートです。

例えば、先ほどのドル円のチャートで行きますと、急落前と急落後の半値戻しなどで起きやすいジリ高相場の“踊り場”で安易にショートを入れると、その後に買戻しを強いられてしまうということが少なくありません。

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チャート出所/GMOクリック証券

ジリ高相場とは言え、相場が上昇基調にあるときに売り向かうのは、リスクが高く、損失の値幅こそ限られているものの、ジリジリと損失が拡大していくのを見るのは、精神衛生上もあまりよくないため、安易なショートには十分、注意したいところです。

では、ジリ高相場での戦略には、どんなものがあるかを見ていきましょう。

まずは、オーソドックスな戦略になりますが、下ヒゲを複数確認できたところで、少しづつ買いでエントリーを行い、ポジションを徐々に増やしていく「ピラミディング」という戦略です。

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チャート出所/GMOクリック証券

急落相場の直後に、買いで大きなサイズでエントリーするというのは、リスク管理の観点からも、おすすめできませんので、まずはサイズを落としながら、打診買いのような形で買いポジションを段階的に作っていくのが賢明な方法になるかと思います。

なお、利益確定については、先ほどの踊り場でもいいですし、また、1週間といった期間や戻りの値幅など、好みで決めて頂ければと思います。

ジリ高相場の終焉を待ってショートでトレードするという手も

先ほど、ジリ高相場で安易なショートは危険という説明を致しましたが、ただ、ジリ高相場もいつまでも続くわけではなく、そして、そんなジリ高相場の終焉を待ってショートを入れる戦略は、ときとして、大きな収益チャンスとなったりすることがあります。

例えば、先ほどのドル円相場のケースで見てみますと、ジリ高相場の終焉後に起こった急落相場では、わずか4営業日程度で、5月の約1ヶ月分の上げを帳消しにしています。

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チャート出所/GMOクリック証券

そのときの相場環境によっても異なりますが、ジリ高相場の背景にあるのが、ショートの買戻しが主体であるということは、裏を返せば、ピュアな「買い手」が不在とも言えることになりますので、ショートの買戻しの勢いがなくなった先に待っているのは、相場の急反落であることが少なくありません。

つまり、ジリ高相場ではトレードをせず、ジリ高相場の終焉を待って、急反落に対してショートを仕掛けるというのも、極めて効率の良いトレード戦略の一つになるかと思います。

まとめ

「FXで「ジリ高」相場でトレードする戦略と注意点とは?」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

実際のドル円のチャートやシカゴの投機筋のポジションなどをご覧いただくことで、よりリアリティを感じていただけたのではと思います。

本記事がFXでトレードをしている、あるいは、これからしようと考えている方にとって、参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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