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FXで損切りしない投資法?~ナンピン・トレードのメリットとリスク~

FXのトレードで辛いものと言えば、何と言いましても「損切り」です。

それも額が大きくなればなるほど、痛みは大きくなります。

状況によっては、大きな含み損を抱えて身動きが取れなくなってしまい、追い詰められて一か八かの大勝負・・・そして、それが裏目に出てしまい、さらに損失が拡大・・・そんなトレードだけは避けたいところです。

しかし、そんな辛い「損切り」をできるだけ避けて、FXでトレードし続ける方法があるのはご存知でしょうか。

それが今回、ご紹介するナンピン・トレードです。

ただし、ナンピン・トレードは投資家によっては禁じ手とされているトレードの手法の一つで、その使い方を間違えてしまうと、大きな損失を抱えてしまうリスクもあります。

そこで、今回はナンピン・トレードをする方法とそのリスクについて考えてみたいと思います。

FXで損切りしない・・ナンピン・トレードとは?

まず、そもそも「ナンピン・トレード」を知らないというFX初心者のために、「ナンピン・トレード」の意味について、説明していきたい思います。

ナンピンとは、平たく言えば、何回かに分けてポジションを作っていく方法のことで、例えば、買いのポジションを段階的に作り、平均購入レートを押し下げて、そして相場が戻った時に利益を確定するという方法になります。

nanpin

上の例では、米ドル円を100円、95円、90円の計3回に分けて1万通貨ずつ購入して、平均購入レート(100+95+90)÷3=95円でナンピン買いを行い、100円に戻したところで決済を行うというトレードになりまして、最終的には5円×3万通貨=15万円の利益という形になります。

 内容
ナンピン買いの回数3回=30,000通貨
平均購入レート95円
決済レート100円
利益15万円

ナンピン・トレードとスワップ金利を利用したトレード

また、FXにはスワップ金利と呼ばれる、通貨ペアの金利差から利益を得るという方法がありまして、ナンピン・トレードとスワップ金利をミックスさせてトレードするという方法もあります。

例えば、下記のように豪ドル円を90円、85円、80円の計3回に分けて1万通貨ずつ購入して、平均購入レート(90+85+80)÷3=85円でナンピン買いを行い、85円に戻したところで決済を行うというトレードを行うと、収支は”トントン”、つまり、利益も損失はなかったということになります。

nanpin_swap

しかし、上記のトレードをするのに1年間の期間を要した場合、その期間、豪ドル円を買い建てしていた期間だけ、スワップ金利が得られます。

一日あたりのスワップポイントが+50円だとすると、3万通貨を365日保有していた場合、ポジションを決済するまでに累計で得られる金利収入は+54,750円になります。

 内容
ナンピン買いの回数3回=30,000通貨
平均購入レート85円
決済レート85円
決済までに要した時間1年間
1日あたりに得られたスワップ金利150円(50円×3万通貨)
1年間で得られた金利収入54,750円(150円×365日)
利益54,750円

スワップポイントについて、もっと詳しく知りたいという方は下記の記事も参考にしてみていただければと思います。

参考/スワップポイントが多いFX会社ランキング
参考/FXの金利収入で利益と損失が出る仕組み

ナンピン・トレードの魅力

上の2つの例でご覧いただきました通り、ナンピン買いの魅力は何と言っても、利益が出るまで辛抱強くポジションを作り、ポジションを持ち続け「損切り」をしないというところにあります。

特にボックス相場といわれるときには、買い下がりを続けて、利益確定を繰り返すことで、面白いように利益を手にすることができます。

nanpin_box

例えば、先ほどの上の例のように米ドル円が下は90円、上は100円を行ったり来たりするボックス相場であるという相場観でナンピン・トレードするときは、ナンピン買いと利益確定を繰り返せばいいだけです。

もちろん、先ほどの豪ドル円のようにスワップ金利が期待できる通貨ペアの場合は、スワップポイントも手にすることができます。

ボックス相場はいつまでも続くわけでは決してありませんが、相場が膠着していたり、トレンドレスである場合には、ナンピン・トレードは極めて有効な方法になります。

FXでナンピン・トレードをするリスク

ここまでご覧いただくと、ナンピン・トレードをコツコツ繰り返せば、かなり儲けられるのでは?と考えた方もいるかもしれません。

確かに、その通りなのです。

伝説の投資家であるジェシー・リバモアも「あらゆる相場は暴騰と暴落の繰り返しである」と述べている通り、長期的な視点で考えますと、資金量とレバレッジに気をつけて、ナンピン・トレードをしていけば、儲けられるはずなのです。

ただ、頭では理解できていても実際には行動できないのが、相場の難しいところです・・・。

では、FXでナンピン・トレードを上手く機能させられないリスクにはどんなものがあるのかということを、続いて見ていきたいと思います。

長期のトレンドに巻き込まれたときの資金効率の悪化

ナンピン・トレードは相場がいつか戻ることが前提のトレードになりますが、例えば、そのレートが長期間、戻らないとしたら、どうなってしまうでしょうか?

下記は米ドル円の1971年からの長期チャートですが、ご覧頂きました通り、1971年頃から比較すると現在の為替レートは3分の1程度の水準にすぎません。

nanpin_yen

出典/セントルイス連銀-Japan / U.S. Foreign Exchange Rate-

実際に日本で個人向けにFXが解禁されたのは1998年ですが、例えば、120円や110円のポジションを2007年頃に買いで保有していたトレーダーは、ナンピンを繰り返していたとしても、それが決済できたのは、恐らく2013年以降まで待つ必要があったということになります。

6年間というそれなりに長い期間で結果的に”トントン”でトレードが終わったとすると、資金効率という意味では、決して満足いく結果ではありません。

米ドル円の場合は、為替レートが戻ったからまだ結果的には良かったかもしれませんが、例えば高金利通貨として日本でも人気のトルコリラの場合、過去10年、対米ドルで見ると一貫してトルコ安が続いているという状況です。

下のチャートは、2006年から2016年までの米ドル/トルコリラの長期チャート。

usdtry_600

(チャート参照元/yahoo finance)

ナンピン・トレードはポジションの平均レートを超過するレートまで戻ってきて利益を出せたり、あるいは、スワップ金利で利益を出せればいいですが、通貨ペアによっては、長期間にわたって、”塩漬け”になってしまうことがあり、資金効率が悪化してしまうというリスクがあることは、予め覚悟しておく必要があります。

レバレッジが高くなってしまうリスク

FXでナンピン・トレードを行うときのリスクとして、最も重要になるのがレバレッジの管理になります。

ナンピン・トレードは基本的に損切りをすることを前提にしておりませんので、例えば、長期のダウントレンドに入る前に、自分の証拠金に対してポジションを”建てすぎ”て、想定以上のレートの変動があった場合、損切りをせざるを得ないという状況に追い込まれてしまうことが最大のリスクになります。

nanpin_yen

先ほどのドル円の例で言えば、2007年ごろに120円や110円で買い建てポジションを持っていた人が105円、100円、95円、90円とナンピンを続けていたとしても、2011年ごろにつける75円を想定していなかった場合、証拠金に十分な余裕がないと、損切りせざるを得ないという状況に追い込まれていたということです。

ナンピン・トレードは損切りをしないということが前提ですので、想定する為替の変動に対しては、レバレッジにかなりの余裕を見ておく必要があるということがお分かりいただけるかと思います。

まとめ

「FXで損切りしない投資法?~ナンピン・トレードのメリットとリスク~」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

損切りをしたくない・・・という人や、ボックス相場で勝ちたいという人にとっては、その魅力とリスクをご理解頂けたのではと思います。

実際、筆者自身、中央銀行が介入する”介入相場”やトレンドレスな相場では、ナンピン・トレードをよく仕掛けていまして、利益を重ねることができたときは痛快です。

ただ、リスクのところでも述べましたが、ナンピン・トレードの場合は、長期間保有することになってしまう場合もありますので、時間をかけて少しずつポジションを増やしていける1,000通貨単位で取引できるFX会社などで、細かく刻んでナンピン・トレードすることにしています。

1,000通貨単位でナンピン・トレードをしてみたいという方は、下記の記事も参考にして頂ければと思います。

参考/1,000通貨単位で取引できるおすすめFX会社のまとめ

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