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NZドル米ドルの12月相場はNZドル高?NZドル安?1996年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

欧米勢、日本勢のポジション調整などから大きな値動きに発展することも少なくない「12月相場」

今回は、そんな12月相場の実態を探るべく、1996年から2016年までの「12月」のNZドル・米ドル相場が、どんな値動きをしてきたのかを実際のデータをもとに検証してみました。

早速、見ていきましょう。

1996年~2016年における12月のNZドル・米ドル相場

まず、最初にご覧いただくのは、1996年から2016年までの12月のNZドル・米ドル相場がNZドル高、NZドル安のどちらに動くことが多かったかを単純にカウントしてみた表になります。

1996年から2016年の月足チャートは下記の通りです。

nzdusd19962016

データ出所/GMOクリック証券

そして、上記のチャートから毎年12月の始値と終値を抽出して、その結果がNZドル高だったのか、NZドル安だったのかを時系列でまとめたものが下記の表になります。

12月のNZドル米ドル相場レート(始値⇒終値)結果
19960.71240⇒0.70680NZドル安
19970.61580⇒0.58140NZドル安
19980.52500⇒0.52940NZドル高
19990.50900⇒0.52130NZドル高
20000.41290⇒0.44370NZドル高
20010.41730⇒0.41650NZドル安
20020.49870⇒0.52450NZドル高
20030.64060⇒0.65560NZドル高
20040.71420⇒0.71820NZドル高
20050.70290⇒0.68370NZドル安
20060.68400⇒0.70390NZドル高
20070.76400⇒0.76590NZドル高
20080.54880⇒0.57930NZドル高
20090.71600⇒0.72280NZドル高
20100.74260⇒0.78020NZドル高
20110.78050⇒0.77720NZドル安
20120.82060⇒0.82880NZドル高
20130.81370⇒0.82140NZドル高
20140.78420⇒0.77970NZドル安
20150.65806⇒0.68238NZドル高
20160.70802⇒0.69266NZドル安

こうして並べてみますと、幾つか興味深い傾向があることが分かります。

まず、目を引くのが2007年から2016年の10年間でのNZドルの強さです。

実に、10年中7年がNZドル高で終わっておりまして、12月相場のNZドル・米ドルが70%の確率で陽線で終わっているというのは、注目に値すると言えるのではないでしょうか。

特に直近の10年間である2007年から2016年は、リーマンショックや欧州の財政危機に端を発する金融危機、アメリカの長引く金融緩和策によるドル安や株高、資源高などNZドルにとって好材料・悪材料があったことを考慮しますと、12月相場がここまでNZドル高に傾くのは、何らかのアノマリーが働いていると思わざるを得ません。

そして、ここ20年の12月のNZドル・米ドル相場のNZドル高、NZドル安の回数をまとめた表は下記の通りです。

12月のNZドル米ドル相場NZドル安に終わった回数NZドル高に終わった回数
1996-20167回14回

1996年から2016年の20年間については、NZドル高がかなり優勢という結果に終わっています。

では、続いて、その中身について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1996年~2016年における12月のNZドル・米ドル相場の変動幅と変動率

それでは、今度はNZドル・米ドルの12月相場がどのくらいの変動が起こっているのか、つまり、ボラティリティがどれくらいだったのかということを検証していきたいと思います。

その検証を行うために、上記のチャートから、各年の高値と安値を抽出してまとめた表が下記になります。

12月のNZドル米ドル相場高値安値
1996年0.714300.69440
1997年0.616100.57240
1998年0.530600.51340
1999年0.523500.48880
2000年0.445300.41090
2001年0.421500.41010
2002年0.527600.49630
2003年0.656700.63960
2004年0.726800.69690
2005年0.720200.67040
2006年0.707200.68170
2007年0.793800.75080
2008年0.607400.52030
2009年0.731900.69750
2010年0.781400.73440
2011年0.787900.74620
2012年0.847700.81560
2013年0.833500.81180
2014年0.791200.76090
2015年0.688250.65680
2016年0.723800.68612

ご覧いただくとお分かりの通り、1ヶ月の間に、かなり大きな値動きをしている月が複数存在しまして、例えば、リーマンショックからいち早く立ち直りをみせたオセアニア通貨の強さを示すように2008年の12月には安値0.52030から高値0.60740まで、1ヶ月の間に「14.4%」の”NZドル大暴騰”が起こっています。

また、ITバブル崩壊直前の2000年12月には、安値0.41090から高値0.44530まで、1ヶ月の間に「7.8%」の”NZドル安高”が起こっています。

そして、それらを含めて、NZドル・米ドルの各年の12月相場の変動幅と変動率をまとめた表が下記になります。

12月のNZドル米ドル相場変動幅変動率
1996年0.01992.8%
1997年0.04377.1%
1998年0.01723.3%
1999年0.03476.7%
2000年0.03447.8%
2001年0.01142.8%
2002年0.03136%
2003年0.01712.7%
2004年0.02994.2%
2005年0.04987%
2006年0.02553.7%
2007年0.0435.5%
2008年0.087114.4%
2009年0.03444.8%
2010年0.0476.1%
2011年0.04175.3%
2012年0.03213.8%
2013年0.02172.7%
2014年0.03033.9%
2015年0.03144.6%
2016年0.03765.3%
平均0.0345.2%

平均変動幅と平均変動率はそれぞれ「0.034」と「5.2%」となっておりまして、1996年から2016年のNZドル・米ドル相場の1月の平均変動幅「0.038」、平均変動率「5.7%」とほぼ互角の値動きとなっています。

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1996年~2016年の12月相場の値動きから考えるNZドル・米ドルのトレード戦略

ここまで過去約20年の12月のNZドル・米ドル相場の動向をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまでの傾向に過ぎないという前提はありますが、NZドル米ドルの12月相場は、ここ20年来、かなりNZドル高圧力が強い1ヶ月となっています。

今後もこの動きが続くと仮定しますと、NZドル米ドルの12月相場のファーストセレクションとしては、とにもかくにも、NZドル・ロングということになりそうです。

また、12月相場は20年平均としてはそれほどでもありませんが、1ヶ月で7%~10%を超えるような大きな値動きをすることがありますので、リスクリターンでみても、大きなチャンス月と言えそうです。

とは言え、アノマリーも絶対と言えるわけではありませんので、ストップロス、ポジションサイズには十分、気をつけてトレードに臨みたいところです。

本記事が、FXでトレードをしている人や、これからトレードをしようと考えている人の参考になれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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