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NZドル米ドルの4月相場はNZドル高?NZドル安?1996年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

欧米勢の多くの企業にとっては第2クォーターのスタートに、日本勢の多くの企業にとっては、新年度相場のスタートにあたる「4月相場」

今回は、そんな4月相場の実態を探るべく、1996年から2016年までの「4月」のNZドル・米ドル相場が、どんな値動きをしてきたのかを実際のデータをもとに検証してみました。

早速、見ていきましょう。

1996年~2016年における4月のNZドル・米ドル相場

まず、最初にご覧いただくのは、1996年から2016年までの4月のNZドル・米ドル相場がNZドル高、NZドル安のどちらに動くことが多かったかを単純にカウントしてみた表になります。

1996年から2016年の月足チャートは下記の通りです。

nzdusd19962016

データ出所/GMOクリック証券

そして、上記のチャートから毎年4月の始値と終値を抽出して、その結果がNZドル高だったのか、NZドル安だったのかを時系列でまとめたものが下記の表になります。

4月のNZドル米ドル相場レート(始値⇒終値)結果
19960.68250⇒0.68730NZドル高
19970.69500⇒0.69320NZドル安
19980.55160⇒0.55330NZドル高
19990.53470⇒0.55830NZドル高
20000.49690⇒0.48530NZドル安
20010.40340⇒0.41380NZドル高
20020.44100⇒0.44730NZドル高
20030.55470⇒0.56200NZドル高
20040.66870⇒0.62540NZドル安
20050.71190⇒0.73160NZドル高
20060.61560⇒0.63860NZドル高
20070.71700⇒0.74050NZドル高
20080.78590⇒0.78210NZドル安
20090.55950⇒0.56520NZドル高
20100.71060⇒0.72700NZドル高
20110.76150⇒0.80990NZドル高
20120.82230⇒0.81850NZドル安
20130.83670⇒0.85630NZドル高
20140.86630⇒0.86170NZドル安
20150.69066⇒0.69778NZドル高
20160.68250⇒0.68730NZドル高

こうして並べてみますと、幾つか興味深い傾向があることが分かります。

まず、目を引くのが1996年から2016年までの21年間のうち、16年が陽線、つまりNZドル高で終わっているという点です。

その確率はなんと、約76%に上ります。

この20年間の4月相場がNZドルにとってNZドルの買い材料ばかりだったかと言いますと、決してそんなことはなく、LTCMショック、アジア通貨危機、ITバブル崩壊、サブプライムローンショック、リーマンショック、”PIGS”で話題となった欧州の財政危機に端を発する金融危機、そして、アメリカのテーパリングからのドル買い、原油をはじめとする資源価格の急騰と急落などNZドルにとって、悪材料も数多くありました。

にも関わらず、約76%の確率でNZドル高が起こっているという事実は、特筆すべき点と言えるかと思います。

そして、ここ20年の4月のNZドル・米ドル相場のNZドル高、NZドル安の回数をまとめた表は下記の通りです。

4月のNZドル米ドル相場NZドル安に終わった回数NZドル高に終わった回数
1996-20166回15回

1996年から2016年の20年間については、回数としては圧倒的にNZドル高が多いという結果に終わっています。

では、続いて、その中身について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1996年~2016年における4月のNZドル・米ドル相場の変動幅と変動率

それでは、今度はNZドル・米ドルの4月相場がどのくらいの変動が起こっているのか、つまり、ボラティリティがどれくらいだったのかということを検証していきたいと思います。

その検証を行うために、上記のチャートから、各年の高値と安値を抽出してまとめた表が下記になります。

4月のNZドル米ドル相場高値安値
1996年0.687800.67490
1997年0.698800.68530
1998年0.562600.54590
1999年0.561100.52820
2000年0.504300.48350
2001年0.417300.39530
2002年0.451800.43240
2003年0.562300.53240
2004年0.670600.61440
2005年0.734900.70170
2006年0.639900.60130
2007年0.749400.71320
2008年0.803400.77270
2009年0.598000.54880
2010年0.732600.69660
2011年0.810800.75820
2012年0.832000.80880
2013年0.867600.83520
2014年0.874600.85140
2015年0.774400.73920
2016年0.705390.67585

ご覧いただくとお分かりの通り、1ヶ月の間に、かなり大きな値動きをしている月が複数存在しまして、例えば、アメリカの金融危機が陰の極みからリバウンドをはじめた初動期にあたる2009年の4月には安値0.54880から高値0.59800まで、1ヶ月の間に「8.3%」の”NZドル高”が起こっています。

また、世界的に資源高、株高が続き好景気に沸いた2006年の4月には、安値0.60130から高値0.63990まで、1ヶ月の間に「6.1%」の”NZドル高”が起こっています。

そして、それらを含めて、NZドル・米ドルの各年の4月相場の変動幅と変動率をまとめた表が下記になります。

4月のNZドル米ドル相場変動幅変動率
1996年0.01291.9%
1997年0.01352%
1998年0.01673%
1999年0.03295.9%
2000年0.02084.2%
2001年0.0225.3%
2002年0.01944.3%
2003年0.02995.4%
2004年0.05628.4%
2005年0.03324.6%
2006年0.03866.1%
2007年0.03624.9%
2008年0.03073.9%
2009年0.04928.3%
2010年0.0365%
2011年0.05266.5%
2012年0.02322.8%
2013年0.03243.8%
2014年0.02322.7%
2015年0.03524.6%
2016年0.02954.2%
平均0.03064.7%

平均変動幅と平均変動率はそれぞれ「0.0306」と「4.7%」となっておりまして、1996年から2016年のNZドル・米ドル相場の1月の平均変動幅「0.038」、平均変動率「5.7%」に比べると、やや大人しい値動きとなっています。

参考/NZドル米ドルの1月相場はNZドル高?NZドル安?1996年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/NZドル米ドルの2月相場はNZドル高?NZドル安?1996年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

参考/NZドル米ドルの3月相場はNZドル高?NZドル安?1996年から2016年までの変動幅・変動率のまとめ

1996年~2016年の4月相場の値動きから考えるNZドル・米ドルのトレード戦略

ここまで過去約20年の4月のNZドル・米ドル相場の動向をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

これまでの傾向に過ぎないという前提はありますが、NZドル米ドルの4月相場は、1996年から2016年の20年間を見る限り、NZドル買いが圧倒的に優勢という状況になっています。

該当の20年が激動の20年だったことを考えますと、NZドル高のアノマリーはファンダメンタルズ以外の要素が大きく影響を与えている可能性は十分に考えられます。

そして、その動きが今後も続くと仮定しますと、NZドル・米ドルの4月相場のトレードスタンスは、NZドルロングがファーストセレクションとなりそうです。

とは言いましても相場に絶対はありませんので、アノマリーを過信することなく、ストップロスやポジションサイズには十分、注意を払いっておきたいところです。

本記事が、FXでトレードをしている人や、これからトレードをしようと考えている人の参考になれば、幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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