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レパトリことレパトリエーションを利用して米ドル/円をトレードする方法

FXでは、レパトリと呼ばれる実需の動きと、それを予測した投機筋の動きが相まって、為替相場に影響を与えることがあるという、“まことしやかな”説がありますが、実際はどうなっているのかということを当サイトの編集部にて調べてみました。

※レパトリとは、レパトリエーションの略称で、海外の資金を本国に還流させるという行為を指しておりまして、例えば、日本の輸出企業が海外で上げた収益を円に換えるときは、ドルを売って、円を買う動きが強まると言われています。

それでは、1999年から2016年までの動きを実際に振り返ってみましょう。

1月末終値と2月末終値の米ドル円の推移

最初に、ご覧いただくのは、1月終値と2月終値の米ドル円の推移になります。

日本の輸出企業が3月末の本決算に向けて、2月から3月にかけて、実需の動きとしてレパトリを行うのであれば、おおむね「円高」傾向ということになりますが・・・。

まずは、1999年から2016年の間の米ドル円の2月末終値が1月末終値に比べて、円安になったケースをご覧ください。

日柄米ドル円の終値の推移1月の終値に対して
2015年2月27日119.51円安
2015年1月30日117.44
2013年2月28日92.53円安
2013年1月31日91.72
2012年2月29日81.22円安
2012年1月31日
76.19
2009年2月27日97.58円安
2009年1月30日89.97
2005年2月28日104.56円安
2005年1月31日103.64
2004年2月27日109.04円安
2004年1月30日105.71
2001年2月28日117.3円安
2001年1月31日116.33
2000年2月29日110.19円安
2000年1月31日107.36
1999年2月26日118.95円安
1999年1月29日116.2

そして、下記が1999年から2016年の間の米ドル円の2月末終値が1月末終値に比べて、円高になったケースをご覧ください。

日柄米ドル円の終値の推移1月の終値に対して
2016年2月29日112.66円高
2016年1月29日121.03
2014年2月28日101.8円高
2014年1月31日102.03
2011年2月28日81.76円高
2011年1月31日82.0699
2010年2月26日88.8499円高
2010年1月29日90.3
2008年2月29日103.8799円高
2008年1月31日106.47
2007年2月28日118.44円高
2007年1月31日120.65
2006年2月28日115.75円高
2006年1月31日117.2699
2003年2月28日118.11円高
2003年1月31日119.86
2002年2月28日133.64円高
2002年1月31日134.56

回数にして、なんと全く同じ9回となっておりまして、回数的には特にレパトリの影響は見られません・・・。

2月末終値と3月末終値の米ドル円の推移

1月末終値と2月末終値の米ドル円の推移だけでなく、今度は2月末終値と3月末終値についても念のため、確認しておきたいと思います。

まずは、1999年から2016年の間の米ドル円の3月末終値が2月末終値に比べて、円安になったケースをご覧ください。

日柄米ドル円の終値の推移2月の終値に対して
2015年3月31日120.12円安
2015年2月27日119.51
2014年3月31日103.19円安
2014年2月28日101.8
2013年3月29日94.19円安
2013年2月28日92.53
2012年3月30日82.79円安
2012年2月29日81.22
2011年3月31日83.15円安
2011年2月28日81.76
2010年3月31日93.4599円安
2010年2月26日88.8499
2009年3月31日98.8099円安
2009年2月27日97.58
2006年3月31日117.66円安
2006年2月28日115.75
2005年3月30日107.47円安
2005年2月28日104.56
2001年3月30日126.2円安
2001年2月28日117.3

そして、下記が1999年から2016年の間の米ドル円の月末終値が2月末終値に比べて、円高になったケースをご覧ください。

日柄米ドル円の終値の推移2月の終値に対して
2016年3月31日112.56円高
2016年2月29日112.66
2008年3月31日99.9円高
2008年2月29日103.8799
2007年3月30日117.7799円高
2007年2月28日118.44
2004年3月31日104.26円高
2004年2月27日109.04
2003年3月31日117.93円高
2003年2月28日118.11
2002年3月29日132.74001円高
2002年2月28日133.64
2000年3月31日102.75円高
2000年2月29日110.19
1999年3月31日118.8円高
1999年2月26日118.95

今度は、3月末終値の方が2月末終値に対して円安で終わったのが10回、円高で終わったのが8回となっておりまして、レパトリの影響はここでも確認することができません・・・。

貿易黒字と貿易赤字とレパトリ

ここまでご覧いただいた通り、1999年から2016年の間の米ドル円については、特にレパトリの影響を見出すことができません。

しかし、米ドル円の動きは貿易収支に連動することが高いことを示唆するデータもあり、もしかすると、レパトリと貿易収支に関係があるのでは?という考え方もできなくありません。(参考/貿易赤字と円安×貿易黒字と円高|貿易統計から円高・円安を探る方法)

そこで、ここからはレパトリと日本の貿易収支について、もう少し掘り下げてみていきたいと思います。

下記は日本の対世界での輸出入額及び差引額の1971年から2015年までの推移になりまして、青い丸の箇所が日本が貿易赤字に陥っていた期間(1980年前後と2011年から2015年の期間)になります。

一方、黒い丸の期間は、おおむね日本が貿易黒字を計上していた時期になります。

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出典/財務省 -貿易統計-

そして、下記はアメリカのセントルイス連銀から引用してきた米ドル円の1971年から2016年までの長期チャートになります。

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出典/Japan / U.S. Foreign Exchange Rate-FRED® Economic Data-

上記の通り、米ドル円と日本の貿易収支はかなり連動性が高くなっておりまして、日本の貿易黒字が膨らむと円高、貿易赤字になると円安という傾向が見て取ることができます。

上記のデータを踏まえた上で、レパトリと貿易収支の関係をもう少し詳しく見ていきましょう。

日本の貿易収支は、1999年から2007年までは高水準の貿易黒字が続いていまして、実需の観点から見ますと、1999年から2007年は円高傾向が見て取れてもおかしくないはずです。

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出典/財務省 -貿易統計-

もう一度、米ドル円の1月末から3月末までの終値が円高に推移した時系列表を確認してみましょう。

日柄米ドル円の終値の推移1月の終値に対して
2016年2月29日112.66円高
2016年1月29日121.03
2014年2月28日101.8円高
2014年1月31日102.03
2011年2月28日81.76円高
2011年1月31日82.0699
2010年2月26日88.8499円高
2010年1月29日90.3
2008年2月29日103.8799円高
2008年1月31日106.47
2007年2月28日118.44円高
2007年1月31日120.65
2006年2月28日115.75円高
2006年1月31日117.2699
2003年2月28日118.11円高
2003年1月31日119.86
2002年2月28日133.64円高
2002年1月31日134.56
日柄米ドル円の終値の推移2月の終値に対して
2016年3月31日112.56円高
2016年2月29日112.66
2008年3月31日99.9円高
2008年2月29日103.8799
2007年3月30日117.7799円高
2007年2月28日118.44
2004年3月31日104.26円高
2004年2月27日109.04
2003年3月31日117.93円高
2003年2月28日118.11
2002年3月29日132.74001円高
2002年2月28日133.64
2000年3月31日102.75円高
2000年2月29日110.19
1999年3月31日118.8円高
1999年2月26日118.95

ご覧いただきますとお分かりの通り、1999年から2007年の計9年の間、2月末の終値に対して3月末の終値が円高に推移したことが「6年」あったことがお分かり頂けるかと思います。

確率にして、「約66.6%」になりますので、まずまずの確率と言えるのではないでしょうか。

では、続いて、日本が貿易黒字縮小から貿易赤字に転じていた2008年から2015年について見ていきましょう。

rep02

出典/財務省 -貿易統計-

こちらも、もう一度、米ドル円の1月末から3月末までの終値が円安に推移した時系列表を確認してみましょう。

日柄米ドル円の終値の推移1月の終値に対して
2015年2月27日119.51円安
2015年1月30日117.44
2013年2月28日92.53円安
2013年1月31日91.72
2012年2月29日81.22円安
2012年1月31日
76.19
2009年2月27日97.58円安
2009年1月30日89.97
2005年2月28日104.56円安
2005年1月31日103.64
2004年2月27日109.04円安
2004年1月30日105.71
2001年2月28日117.3円安
2001年1月31日116.33
2000年2月29日110.19円安
2000年1月31日107.36
1999年2月26日118.95円安
1999年1月29日116.2
日柄米ドル円の終値の推移2月の終値に対して
2015年3月31日120.12円安
2015年2月27日119.51
2014年3月31日103.19円安
2014年2月28日101.8
2013年3月29日94.19円安
2013年2月28日92.53
2012年3月30日82.79円安
2012年2月29日81.22
2011年3月31日83.15円安
2011年2月28日81.76
2010年3月31日93.4599円安
2010年2月26日88.8499
2009年3月31日98.8099円安
2009年2月27日97.58
2006年3月31日117.66円安
2006年2月28日115.75
2005年3月30日107.47円安
2005年2月28日104.56
2001年3月30日126.2円安
2001年2月28日117.3

ご覧いただきますとお分かりの通り、2008年から2015年の計8年の間、2月末の終値に対して3月末の終値が円安に推移したことが「7年」あったことがお分かり頂けるかと思います。

確率にして、「約85%」になりますので、かなりの高確率と言えるのではないでしょうか。

まとめ

おさらいも兼ねまして、ここまでの内容を整理しておきたいと思います。

〇日本の貿易黒字が高水準で推移するとき、米ドル円は2月末の終値に比べて、3月末の終値は円高になりやすい(過去16年の確率は66.6%)

〇日本の貿易黒字が低水準あるいは貿易赤字で推移するとき、米ドル円は2月末の終値に比べて、3月末の終値は円安になりやすい(過去16年の確率は85%)

「レパトリことレパトリエーションを利用して米ドル/円をトレードする方法」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

日本の貿易収支を参考にしながら、スイングトレードしたりするときの参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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