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FXでドル高・円高のリスク回避相場でトレードする方法と注意点

「ドル高・円安」「ドル安・円高」といった表現は、日本円と米ドルの通貨ペアでごく自然に使われる言葉ですが、為替相場では、たまに為替相場全体を表現する言葉として、「ドル高・円高」という表現があります。

字面からすると、一見”おかしい”この言葉ですが、実は、米ドルと日本円が他の通貨に対して、相対的に買われやすくなっている相場のことを指していまして、「ドル高・円高」が繰り広げられる代表的な相場に、「リスク回避相場」と呼ばれる相場展開があります。

今回はそんな「ドル高・円高のリスク回避相場でトレードする方法と注意点」について、FX初心者のための基礎的な知識を交えながら、説明していきたいと思います。

ドル高・円高相場とは?

まず、そもそもドル高・円高相場とは、一体、どんな相場のことを指しているのでしょうか?

ドル高・円高相場を理解するためには、ドル高・円高相場を紐解くためのカギとなる、リスク選好=リスクオンリスク回避相場=リスクオフの2つの相場の動きを理解する必要がありまして、まずはリスクオンとリスクオフの相場の動きについて、見ていきましょう。

為替相場では、いつも必ずそうなるというわけではありませんが、株や商品が上がり、マーケットがリスクを選好するリスクオンのときに買われやすい通貨と、株が売られ、債券が買われるといったリスク回避のときに買われやすい通貨が存在しまして、下記のような形で分類されます。

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豪ドルやカナダドル、ランドは資源国通貨として知られ、原油や資源の価格が上昇するような局面では、積極的に買われやすく、一方、「有事のドル買い」「リスク回避の円買い・フラン買い」といった言葉に代表されるように、マーケットがリスクを回避したいときに積極的に買われるのが、基軸通貨の米ドルや日本円、スイスフランといった通貨になります。

実際の例でご覧いただきましょう。

下記は世界的に景気拡大局面だった2003年から2007年と、急激に景気が悪化した2008年から2009年頃の「豪ドル/円」のチャートになります。

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チャート出所/GMOクリック証券

ご覧いただきました通り、豪ドルは2003年から2007年まで続いた景気拡大局面では、65円から100円まで、かなり息の長い上昇トレンドを描いています。

そして、リーマンショック前後の金融危機があった2008年と2009年にかけて、豪ドルは100円から55円までかなり短い期間で急激に下落していることがお分かり頂けるかと思います。

そして、下記は上記と同じ期間の「豪ドル/米ドル」のチャートですが、ご覧頂きました通り、ほぼ同じような値動きをしています。

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チャート出所/GMOクリック証券

つまり、マーケットがリスクに対して”オン”のときは、豪ドルは対日本でも、対米ドルでも積極的に買われ続け、一方、リスク回避=”オフ”のときは、対日本円でも、対米ドルでも売られたということになります。

そして、この日本円と米ドル(スイスフランも)が積極的に買われる相場のことを「ドル高・円高」相場と呼びます。(チャート内にある赤い薄い丸の箇所)

ドル高・円高相場の特徴

上記では、豪ドルを例に出しましたが、「ドル高・円高」相場と呼ばれるリスク回避相場では、豪ドル、ポンド、ユーロ、NZドル、カナダドル、南アフリカランドなども、対米ドルや対日本円で売られやすく、特に、対日本円での値動きが急激になることが少なくありません。

そして、その対日本円での急激な値動きこそが、「ドル高・円高」相場の最大の特徴になります。

詳しく見ていきましょう。

具体例として、イギリスで2015年の年末から2016年にかけて話題となり大相場となった「ブレグジット」(ユーロ経済圏からの離脱を国民投票によって決める)絡みのポンドの動きで見ていきたいと思います。

まず、ご覧いただくのは、ポンド/米ドルのチャートで、2015年の年末から、ポンドが短い期間でかなり値を切り下げていることが、お分かり頂けるかと思います。(ポンドがEUから脱退すると、経済的な損失が大きくなることが懸念されて、ポンドが一方的に売られる形に)

GBPUSD

チャート参考/GMOクリック証券

値幅にして、GBP/USDは1.5400から1.4000の急落になっておりまして、数ヶ月でかなりの値幅が動いた計算になります。(1万通貨あたり、約14万円の値動き)

これだけでもかなり大きな値動きと言えるのですが、実はこのとき、対米ドル以外に、もっと値動きの大きな通貨が”同時期”にあったのです。

それが「ポンド/円」になります。

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チャート参考/GMOクリック証券

上記は、先ほどのポンド/米ドルが売られた同時期の「ポンド円」のチャートになりまして、値動きにして、なんと、185円から155円の「約30円」の下落になっていたのです。(1万通貨あたり、約30万円の値動き)

ポンド米ドルの2倍近くの値動き・・なぜ、そんなことが起こるのでしょうか?

鋭い方はすでにお気づきの通り、ポンドが米ドルに対して急落した、まさにその同時期に米ドルに対して円高が急速に起こり(「ドル高・円高」)、ポンド/円が「暴落」することになったのです。

下記は同時期の米ドル円のチャートになります。

USDJPY

チャート参考/GMOクリック証券

もう少し、詳しくこの流れについて、見てみましょう。

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米ドルに対して、ポンドが売られる、そして、米ドルに対して、日本円が買われた結果、順番から行きますと、日本円が、最も強い通貨に、その次が米ドル、そして最弱通貨がポンドという形になってしまったのです。

そして、その結果、ポンド/円は、まさに暴落と呼ぶにふさわしい、大きな値動きに至ったのです。

上記のように、「ドル高・円高」相場では、ドルが他の通貨に強くなる一方で、円がドル以上に強くなることがあり、そのため、クロス円での値動きがより大きくなるという特徴があります。

ドル高・円高のリスク回避相場でトレードする方法と注意点

では、ここまでの説明を踏まえて、ドル高・円高のリスク回避相場でトレードする方法と注意点について見ていきたいと思います。

まず、最も注意しなくてはいけないのは、上記の説明の通り、クロス円のボラティリティの上昇です。

ポンド/円の値動きがポンド/米ドルの2倍になったといったケースがあるように、さらに、そこにレバレッジをかけてトレードをしていると、自分に不利なポジション(ポンドのロング)を持っている場合は、損失もその分、膨らみやすくなります。

また、円高・ドル高相場のときは、値下がりが急激になることが少なくありませんので、”時間”という意味でも、最大限の注意を払う必要があります。

豪ドル円は、2008年の年後半の半年間だけで、約4年分(2003年から2007年)の上昇に相当する分の値を下げました。

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チャート参考/GMOクリック証券

一方、逆に考えますと、リスク回避の相場を利用すれば、短期的に大きな利益を狙うことができるという見方もできますので、短期間で大きな利益を狙いたいという野心的なFXトレーダーにとっては、リスク回避相場でのクロス円の外貨ショート日本円買いのトレードは、絶好のトレードチャンスという見方もできなくありません。

ただ、外貨ショート日本円買いのトレードを仕掛ける場合も、短期トレードであることを常に意識しないと、仮に下値でショートで捕まってしまいますと、逃げ場を失うことにもなりかねませんので、その点は十分、注意しておきたいところです。

まとめ

「FXでドル高・円高のリスク回避相場でトレードする方法と注意点」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

FX初心者の方を対象に、かなり基礎的なことから、実戦での注意点なども説明させて頂きました。

読者の方の、トレードのヒントにして頂ければ幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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