FXぶっちゃけQ&Aは、FX初心者の素朴な疑問に専業トレーダーであるMGI氏が本音で回答していくというコーナー。
【登場人物】 | ヒトコト |
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夢見るフクロー | FXで一攫千金を夢見るFX初心者のフクロウ。 |
MGI | 中長期的なサイクル分析をトレードの主体としながら、 短期トレードも行う相場歴15年以上のFXトレーダー。 |
前回のお話はこちら
FXは経済や金融の知識がなくても勝てる?学歴もキャリアも性別も関係なし!
土日以外は24時間取引可能!自分の好きな時間に取引ができる
副業というと、例えば、内職したり、ホームページを作ったり、資金に余裕がある人はアパートや不動産に投資したりといったことを想像するかもしれませんが、それらの副業に比べると、FXは、「時間」という面で圧倒的に優れています。
FXの舞台となるのは為替市場ですが、この為替市場というマーケットは、日本の株式市場のように、土日に休みといったことがなく、さらに、平日は”24時間”いつでも取引することができるのです。
例えば、株式市場の場合、日本の証券会社では、ゴールデンウィーク、年末年始、シルバーウィークなどは取引ができず、また、平日の取引時間も午前9時~午後15時には終了してしまいますが、FXの場合、日本が祝日でも、ほぼすべてのFX会社で取引することが可能な仕組みになっています。
こうした特徴があることから、例えば、主婦は東京時間に、OLはロンドン時間に、忙しいビジネスマンは、深夜のニューヨーク市場や早朝のウェリントン市場といった具合に、自分の好きな時間帯で取引することができます。
日本時間 | 東京タイム | ロンドンタイム | ニューヨークタイム |
---|---|---|---|
9:00 | オープン | ||
15:00 | クローズ | ||
16:00(夏時間) | オープン | ||
24:00(夏時間) | クローズ(ロンドンフィックス) | ||
17:00(冬時間) | オープン | ||
25:00(冬時間) | クローズ(ロンドンフィックス) | ||
22:30(夏時間) | オープン(OptionNYカット) | ||
5:00(夏時間) | クローズ | ||
23:30(冬時間) | オープン(OptionNYカット) | ||
6:00(冬時間) | クローズ |
また、取引そのものにかかる時間も、スマホでFX会社のアプリを開いて、注文するだけですので、パソコンの前に何時間も張り付いて作業をしたりする必要は全くありません。
むしろ、スワップポイントと呼ばれる金利収入を目的とした取引をメインとするのであれば、時間を味方にすることができるといった側面もありまして、ポジションを持っていればいるほど、日々、金利収入を手に入れることも可能です。(スワップポイントについては、後ほど解説します)
副業としては儲かるの?お金儲けとしてのFXのやり方って?
時間という面では、他の副業よりも優れた面があるFXですが、最も肝心な副業として儲かるの?という点こそ、最も気になるポイントの一つではないでしょうか。
結論から言えば、FXは、副業としてのささやかなお小遣い稼ぎから、本業を超えるような大金を手にするチャンスまで、やり方次第で、幾つもチャンスがあります。
簡潔に説明していきたいと思います。
スワップポイントを目的としたFXのトレード法
まず、最初にポジションを取って、保有していれば、ほとんど手間が掛からないという”手軽さ”が人気のスワップポイントを目的としたトレードの方法について見ていきましょう。
スワップポイントを狙うトレードというのは、簡単に説明しますと、2国間の金利差を利用した取引で、金利が高い外貨を買って、金利が低い通貨を売るという取引のことを指しています。
例えば、比較的金利が高く、国債の格付けがトリプルAという高格付けのオーストラリアドルを買って、日本円を売るという取引を行うと下記のようなイメージになります。
では、この豪ドルをレバレッジ1倍で運用をした場合(外貨預金とほぼ同じリスクで、手数料などでFXが有利)、どれくらいの金利収入を得られるのかということを下記の表でご覧ください。
豪ドル/円(2017年1月) | |
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買い建てレート | 80円 |
証拠金 | 80万円 |
レバレッジ | 約1倍 |
保有枚数 | 1万通貨 |
運用額 | 80万円 |
一日あたりの予想スワップ金利 | 約+45円 |
月間の予想スワップ金利 | 約+1,350円 |
年間の予想スワップ金利 | 約+16,200円 |
年間利回り | 約2.0% |
「1ヶ月で、”1,500円”ぐらいにしかならないの・・・?!」
と感じる方が多いのではないでしょうか。
残念ながら、かつては高金利通貨と呼ばれたオーストラリアも今は、世界的な低金利の波を受けて、この水準というのが現状になっています。
ただ、今後、世界的にインフレ気運が高まり、かつてのように金利水準が引き上げられたときは、この方法は副業としては、かなり”美味しい”方法になると思います。(実際に、オーストラリアやポンド、米ドルなどの金利が高く推移した2003年~2007年などは、スワップポイントの収入が本業を上回るという人がネット上でも散見されました。)
なお、もっと積極的にリスクを取りたいという方は、国内の個人向けFXではレバレッジが25倍までは、可能になっていますので、例えば、レバレッジを上げたりすることで金利収入を増やすことも可能ですし、また、もっと金利の高い通貨を選択するということも可能です。
参考/FXのスワップ金利で儲ける?スワップポイントでどれくらい稼げるの?
売買益を目的としたFXのトレード法
では、続いて売買益を目的としたFXのトレードの方法について、見ていきましょう。
こちらは、スワップポイントとは異なり、ある通貨ペアを買ったり、売ったりすることで利益を上げる方法になります。
売買益を目的としたトレード法は、短期、長期、レバレッジなどを自分の手持ちの資金や、リスクなどと相談しながら、取引していくという形になります。
例えば、元手50万円でレバレッジを10倍にして、ドル円をトレードした場合をご覧ください。
100円で買ったドル円が101円になれば、一度の取引で+5万円の利益を上げることが可能になります。
もちろん、逆に動いてしまった場合は、-5万円の損失が発生してしまうことになりますので、低いレバレッジで運用することが多いスワップポイントを目的とした取引に比べると、リスクは、高くなります。
今回は例として、資金を50万円、レバレッジ10倍というケースを紹介しましたが、レバレッジを1~5倍以内に抑えて取引することで、もう少しゆったりと副収入を狙うことも可能です。
続きのお話はこちらからどうぞ
「FXで勝てるようになったきっかけとは?お金を増やす前に知っておきたい大切なこと」
まとめ
「なぜOLやサラリーマン、主婦に副業としてFXが人気なの?そのメリットと人気の秘密とは?」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
夢見るフクローとMGIさんのQ&A記事をもっと読みたいという方は、「FXに関するQ&A」からお読み頂ければと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!