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ドル全面高とは|ドル全面高の相場でトレードするFXの戦略と注意点

「米ドル円が円安になっているのに、豪ドル円やNZドル円はそれほど円安でもない・・・」

「ドル円だけが円安で、ポンド円やユーロ円は円高に・・・」

FXでクロス円取引をメインとされている方の中には、こんな局面に遭遇して、困惑したという経験があるという方もいるのではないでしょうか。

また、これからFXをしようと考えている人の中には、そんなことがあるの?と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、そんな状況を引き起こす原因となる、「ドル全面高相場」について説明していきたいと思います。

米ドル全面高相場とは?

為替相場には、取引が多いメジャーな通貨として、円、ポンド、ユーロ、米ドル、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、南アフリカランドといった通貨がありますが、ドル全面高相場は、米ドルがそれらの通貨に対して、その名の通り、全面的に買われる相場のことを指しています。

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具体的には、ドル円(USDJPY)、ユーロドル(EURUSD)、ポンドドル(GBPUSD)、豪ドルドル(AUDUSD)、ドルスイス(USDCHF)、ドルランド(USDZAR)、ドルカナダ(USDCAD)、NZドルドル(NZDUSD)といった通貨ペアで、ドルが全面的に買われている相場展開になります。

米ドル全面高相場はどんなときに起こりやすい?

では、ドル全面高相場はどんなときに起こるのでしょうか?

米ドルが為替市場であらゆる通貨に対して、買われる局面には幾つかのケースが考えられます。

〇金融政策や経済指標が原因のケース

例えば、最も典型的な例としては、アメリカが利上げを行う直前、つまり、利上げ期待がマーケットで盛り上がったときが挙げられます。

下記は、2015年から2016年にかけての豪ドル/米ドル、ポンドドル、ユーロドル、ドル円の週足チャートになりまして、緑色の背景の箇所がまさにドルが全面高となった時期になります。

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チャート出所/GMOクリック証券

※ドル円は上に進むと、ドル高円安、その他の通貨は下がるとドル高を意味しています。

実際にアメリカは2015年の12月に利上げを行うのですが、緑色の背景の箇所は、その利上げが行われる直前の10月から11月の期間になりまして、利上げを行う可能性をFRBが示唆してから、利上げを行うまでの間、ドル全面高が続いたことが確認できます。

〇原油安が原因のケース

世界経済に与える影響が多い原油価格ですが、原油はドル建てで取引されることが多く、その値動きには深い結びつきがあります。

例えば、原油価格が安くなる動きが出ると、米ドルは基本的には逆相関となり、ドル高が進みます。

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データ出所/Federal Reserve Bank of St. Louis

上記は、米ドルの主要通貨に対する実効為替レートですが、原油価格が急落した2014年から2015年にかけて、緩やかに上昇を続けていることを確認することができます。

実際に主要通貨に対しての動きを見てみますと、確かにドル高が進んでいることが確認できます。(下記は2014年から2015年までの豪ドル/米ドル、ポンドドル、ユーロドル、ドル円の週足チャート)

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チャート出所/GMOクリック証券

※ドル円は上に進むと、ドル高円安、その他の通貨は下がるとドル高を意味しています。

このことから、原油価格が先導する形で、ドル全面高相場が起こるときがあることがお分かり頂けるかと思います。

〇リスクオン相場の終盤

相場が強気ムードにあると、円やドルを売って、豪ドルやポンド、NZドルといった通貨が選好されやすいというのは、ご存知の通りかと思いますが、そんなリスクオン相場が終盤を迎えたとき、ドル全面高相場となることがあります。

具体的には、リスクオン相場が終わりに近づいてきていることを察知した一部の投資家が豪ドルやポンド、NZドルを売りに出しつつ、一方で、円を買うほど、リスク回避な局面ではないという状況になります。

下記は、そんなリスクオン相場の終盤に起こったドル全面高相場になります。(下記の緑色の箇所が2007年の11月から12月にかけての豪ドル/米ドル、ポンドドル、ユーロドル、ドル円でドル高が進んだ時期)

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チャート出所/GMOクリック証券

※ドル円は上に進むと、ドル高円安、その他の通貨は下がるとドル高を意味しています。

これが、ドル高・円高相場にまで発展するようになると、本格的なリスク回避相場に転じたことになります。

参考/FXでドル高・円高のリスク回避相場でトレードする方法と注意点

〇有事のドル買い

テロや災害などが起きたとき、マーケットはリスク回避相場となり、円高・ドル高相場になることが多いですが、中には、一時的にドルが全面高となる相場もあります。

下記をご覧いただきますと、2001年の9月から2002年の1月までの期間、豪ドル/米ドル、ポンドドル、ユーロドル、ドル円でドルが全面高となっていることがお分かり頂けるかと思います。(緑の箇所)

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チャート出所/GMOクリック証券

※ドル円は上に進むと、ドル高円安、その他の通貨は下がるとドル高を意味しています。

米ドル全面高相場でのFXの戦略と注意点

ここまで米ドル全面高相場の特徴を見てきましたが、それでは、それらを踏まえた上で、米ドル全面高相場でのFXの戦略と注意点について考えてみたいと思います。

〇金融政策や経済指標が原因のケース

米ドル全面高相場が金融政策や経済指標が原因のケースでは、米ドルに対して、どの通貨を買うのかということがパフォーマンスにとって、重要なポイントになってきます。

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チャート出所/GMOクリック証券

例えば、先ほどの2015年12月の利上げ直前の米ドル全面高相場のときの豪ドル米ドル、ポンドドル、ユーロドル、ドル円の値動きですが、ご覧いただきました通り、ユーロと豪ドルが特に大きく売られています。

背景としては、ユーロはアメリカとは対照的に量的緩和拡大に動こうとしていたこと、そして、豪ドルは資源価格が急落していたといった要因がありました。

このような米ドル全面高相場の中での戦略としては、一つは、相対的に”より弱い”と思われる通貨に対して米ドルを買う、あるいは、どの国が相対的に強いか弱いか分からないときは、ユーロも、豪ドルも、NZドルもポンド、あらゆる通貨に対して、米ドルを買うというのも一つの戦略になるかと思います。

〇原油安が原因のケース

原油が売られているときに起こる米ドル全面高相場の場合、その戦略はシンプルになります。

他の主要通貨に対して、弱くなりやすいの、豪ドルやNZドル、カナダドル、ポンドといった資源国通貨をショートの対象とする戦略です。(ポンドは相場の状況によっては異なることがあります)

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チャート出所/GMOクリック証券

原油安が原因でドル高が誘発されているときは、素直に豪ドル、NZドル、カナダドルのショートで問題ないかと思います。

〇リスクオン相場の終盤のドル全面高相場

リスクオン相場の最後に起こることがあるドル全面高相場で、売りの対象となるのは、マーケットのリスクに敏感な豪ドル、ポンド、NZドルといった通貨になるかと思います。

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チャート出所/GMOクリック証券

ユーロや、円、フランといった通貨は、それほど大きな値動きにならない可能性がありますので、それらの通貨のショートについては、状況次第といったところでしょうか。

〇有事のドル買いでのドル全面高

有事のドル買いで起こったドル全面高相場でのトレードは、かなり慎重に行う必要があります。

なぜなら、マーケットがリスク回避のときは、ドル買い・円買いが起こりやすく、また、有事が早々にマーケットに織り込まれてしまった場合、急反転することもあるからです。

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チャート出所/GMOクリック証券

上記は先ほどの2001年9月に起こったドル全面高相場の後ですが、一転、ドル全面安相場になっていることがお分かり頂けるかと思います。

まとめ

「ドル全面高とは|ドル全面高の相場でトレードするFXの戦略と注意点」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ドル全面高相場をケース別にご覧いただくことで、よりリアリティを感じていただけたのではないかと思います。

本記事がFXでトレードをする方にお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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