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「ドル全面安」相場でトレードするFXの戦略と注意点

FXでは円絡みの通貨ペアでの取引がもっぱらという方もいらしゃるかもしれませんが、そんなクロス円取引をメインとされている方でも知っておきたいのが、米ドル絡みの通貨ペア=ドルストレートの動向です。

「米ドル円は円安になっているのに、豪ドル円やNZドル円はそれほどでもない・・・米ドル円は円高が進んでいるけど、ユーロ円やポンド円は円高が進んでいない・・・」そんなときは、まさに円以外の対米ドルでの通貨ペアの動向に影響を受けている状況になります。

そこで、今回はそんな動きを理解する上で知っておきたい相場展開の一つとして、「ドル全面安相場」について説明していきたいと思います。

米ドル全面安相場とは?

為替相場には、取引が多いメジャーな通貨として、円、ポンド、ユーロ、米ドル、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、南アフリカランドといった通貨がありますが、ドル全面安相場は、米ドルがそれらの通貨に対して、その名の通り、全面的に売られる相場のことを指しています。

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具体的には、ドル円(USDJPY)、ユーロドル(EURUSD)、ポンドドル(GBPUSD)、豪ドルドル(AUDUSD)、ドルスイス(USDCHF)、ドルランド(USDZAR)、ドルカナダ(USDCAD)、NZドルドル(NZDUSD)といった通貨ペアで、ドルが全面的に売られている相場展開になります。

米ドル全面安相場はどんなときに起こりやすい?

では、ドル全面安相場はどんなときに起こるのでしょうか?

米ドルが為替市場であらゆる通貨に対して、売られる局面には幾つかのケースが考えられます。

〇金融政策や経済指標が原因のケース

例えば、アメリカで利上げ期待が高まっていたものの、足元の経済指標が悪く、利上げを行う時期が遠のいた・・・といった思惑がマーケットで広がったときは、米ドルが一方的に売られやすいことがあります。

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チャート出所/GMOクリック証券

※下向きのチャートはドル円で、下がると、ドル安円高を意味しています。

例えば、上記は、2016年の6月に発表された米国雇用統計が事前の予想をかなり下回る数値となったことから、アメリカの利上げは当分、見込めそうもないという機運が高まり、米ドルが全面安の展開となりました。

〇原油安が原因のケース

原油価格は、世界経済に与える影響が多いことはご存知の通りですが、とりわけ車社会のアメリカでは、原油価格が経済に与える影響はかなり大きくなっています。

そんな原油価格が安くなるということは、アメリカ国民の生活としては経済的に”楽”になりやすいのですが、一方で、物価価格という観点から見ますと、原油価格が安くなりすぎることは、デフレ懸念が出やすい経済環境とも言えます。

つまり、原油安が物価上昇率を低くしてしまうという懸念をマーケットにもたらしてしまった場合、米ドル安が全面的に進む場合があります。

なお、通常は原油と米ドルは逆相関、つまり、原油高が進むと米ドル安が進むということが多くなっています。

〇米国以外の国の経済が好調なケース

とてもレアなケースですが、日本、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米など、アメリカ以外の国がアメリカよりも経済が好調なとき、マーケットで米ドル以外の通貨が積極的に買われ、その結果、米ドルが全面安になるということがあります。

具体的には、アメリカも含めて、世界経済が好調でありながら、アメリカよりも他の国の方が好調で、どんどん利上げをしていくといった局面ということになります。

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チャート出所/GMOクリック証券

※下向きのチャートはドル円で、下がると、ドル安円高を意味しています。

上記はアメリカでサブプライムローン問題が発生する直前の経済好調期の最終局面で起こったドル全面安相場。(2007年後半から2008年前半)

ただ、アメリカよりも金利が低く、成長率が低い日本やスイスフランが米ドルよりもリスク選好で買われるというのは、あまり多くありません。

〇米国への地政学的な懸念が原因のケース

米ドルは「有事のドル買い」と言われるように、世界で災害や戦争などのショッキングなことが起こった場合、米ドルが買われやすくなるという特徴がありますが、一方で米国でそれが起こった場合、逆にドルが全面的に売られる可能性があります。

米ドル全面安相場でのFXの戦略と注意点

ここまで米ドル全面安相場の特徴を見てきましたが、それでは、それらを踏まえた上で、米ドル全面安相場でのFXの戦略と注意点について考えてみたいと思います。

〇金融政策や経済指標が原因のケース

米ドル全面安相場が金融政策や経済指標が原因のケースでは、米ドルに対して、どの通貨を買うのかということがパフォーマンスにとって、重要なポイントになってきます。

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チャート出所/GMOクリック証券

例えば、上記はリーマンショック後の米ドル安全面相場のときの豪ドル米ドル、ポンドドル、ユーロドル、NZドル米ドルの値動きですが、ご覧いただきました通り、オセアニア通貨と欧州通貨では、かなりパフォーマンスに開きが出ています。

これは、米ドルが最も弱いという状況の中で、オセアニア通貨が、いち早く金融緩和から抜け出し、利上げをしたりするなど、経済が好調に推移したことが背景にありました。

このような米ドル全面安相場の中での戦略としては、一つは、相対的に”より強い”と思われる通貨を買う、あるいは、どの国が相対的に強いかどうか分からないときは、ユーロも、豪ドルも、NZドルもポンドも全て買うというのも一つの戦略になるかと思います。

〇原油安が原因のケース

原油が売られているときに起こる米ドル全面安相場の場合、まず相対的に他の通貨に対して、パフォーマンスの低下が予想されるのが、豪ドルやNZドル、カナダドル、ポンドといった資源国通貨です。(ポンドは相場の状況によっては異なることがあります)

原油安が原因と思われるドル全面安相場でトレードする場合は、いくらドル全面安相場とは言え、資源国通貨は、本来、売られる局面ですので、注意して取引したいところです。

なお、原油が売られているときに起こる米ドル全面安相場の場合、日本円やユーロ、スイスフランといった通貨が相対的にパフォーマンスが良くなる可能性が高いと言えるでしょう。

〇米国以外の国の経済が好調なケース

このケースの場合では、マーケットは総じて強気ムードが漂っていることが多く、少しでも利回りの高い、つまり、金利の高い通貨が買われやすいという特徴がありますので、高金利通貨として知られている豪ドルやNZドルが高いパフォーマンスを発揮しやすい特徴があります。

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チャート出所/GMOクリック証券

※下向きのチャートはドル円で、下がると、ドル安円高を意味しています。

このケースの場合、経済が好調とは言え、もともとの成長率が低い日本円やスイス、ユーロなどは、金利も低いことから、オセアニア通貨などと比べると、パフォーマンスが落ちる傾向にあるというのは憶えておきたいところです。

〇米国への地政学的な懸念が原因のケース

突発的なことが原因となるこのケースの場合、リスク回避でのドル売りという珍しいケースになるかと思います。

この場合は、リスク回避通貨の局面で買われやすい日本円やスイスフランに買いが集まる可能性がありますので、そうした通貨を選好するのが手堅い運用になるかと思います。

逆に、リスク局面で選好されやすい豪ドルやNZドル、ポンドなどは、一時的に買われることがあっても、地政学的な懸念が収まったときには、大幅に反転する可能性がありますので、十分に注意しておきたいところです。

まとめ

『「ドル全面安」相場でトレードするFXの戦略と注意点』と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

ドル全面安相場をケース別にご覧いただくことで、よりリアリティを感じていただけたのではないかと思います。

本記事がFXでトレードをする方にお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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