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米ドル/スイスフランの為替相場をFRBとSNBの政策金利からサイクル分析で予想する方法

世界競争力ランキングでは常に上位に名を連ねることでも有名なスイス。

そんなスイスの自国通貨であるスイスフランは、その通貨の信認の高さから“ゴールドよりも固い”と言われ、リスクオフ相場のときに安全資産として、買われたりすることでも知られています。

そんなスイスフランについて、アメリカとスイスの政策金利をベースにUSD/CHFの為替相場をサイクル分析で予想する方法について説明してみたいと思います。

では、早速、見ていきましょう。

アメリカの政策金利と米ドル/スイスフラン相場

早速ですが、まずはFRBのFFレート及びSNBがターゲットとしているLIBORと米ドル/スイスフランの長期チャートをご覧ください。

アメリカのFFレートは1971年から2016年2月までの長期チャートになります。

ffrate

出典/セントルイス連銀-Effective Federal Funds Rate-

スイスの方は、インターバンク市場におけるLIBORの長期推移になります。(1989年から2012年まで)

libor

(参考/セントルイス連銀)

続いて、米ドル/スイスフランの長期チャートをご覧ください。

1971年から2016年までの米ドル/スイスフランの長期チャートになります。

usd_chf600

(チャート参照元/セントルイス連銀)

では、上記のチャートをベースに、FRBによる政策金利の上げ・下げ、SNBによる政策金利の上げ・下げの後に、米ドル/スイスフランがどのように動いてきたかということを、それぞれ詳しく見ていきましょう。

FRBの利下げ及びSNBの利下げと米ドル/スイスフラン相場のサイクル

まずは1971年から直近の2015年の12月の利上げ開始まで、アメリカが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期を確認しておきましょう。

米国の利上げ開始時期米国の利下げ開始時期
1973年1月1974年12月
1977年9月1980年5月
1980年9月1981年11月
1984年4月1984年11月
1987年9月1990年10月
1994年2月1995年7月
1997年3月1998年9月
1999年6月2001年1月
2004年6月2007年9月
2015年12月-

参考/FRB Open Market Operations

そしてSNBが行った利上げ開始時期と利下げ開始時期は下記の通りとなっています。

SNBの利上げ開始時期SNBの利下げ開始時期
-2001年3月
2004年6月2008年10月

参考/INTEREST RATES(SNB)
参考/Target range of the Swiss National Bank

上記の表からアメリカとスイスの「利下げを開始した時期」を米ドル/スイスフラン相場のチャート上に抽出したものが下記になります。

risage01

赤丸がアメリカの利下げ開始時期、黒丸がスイスの利下げ開始時期になります。

そして、ご覧頂くとお分かりの通り、アメリカが利下げを行うと、ごく短い期間、スイスフランの売り(スイスフラン安/米ドル高)が進んだ後、スイスフランが買われているケースがあることが分かります。

risage02

上記のケースの場合、アメリカが利下げを行った直後から2~3ヶ月程度、スイスフラン安・米ドル高が進んだ後、その後、長いときは数年間に渡って、スイスフラン高が続くことがあるのが分かります。

アメリカが利下げを行うということは、金融緩和、つまり、景気があまり良くない状況ですので、安全資産としてスイスフランが買われるというのは、分かりやすい展開かと思います。

ただし、例外もあります。

risage03

それが、1980年から1985年のアメリカの利下げ期間と1995年から2000年の期間になります。

このときは、アメリカが利下げを行っているものの、スイスフラン安ドル高が続いておりまして、先ほどのケースとは異なっています。

この期間には何があったのでしょうか?

そのヒントとなるのが、アメリカのFFレートとスイスがターゲットとしているLIBORのオファードレートです。

risage04

赤丸点線で囲んである、1995年から2000年の箇所をご覧いただきますと、アメリカのFFレートは利上げと利下げを繰り返しながら、横ばいあるいは、緩やかに上昇を続けているのに対して、スイスフランがターゲットとしているLIBORのオファードレートは断続的ではありますが、下落していることが分かります。

つまり、アメリカの経済はFFレートの上げ下げを繰り返していたものの、景気の落ち込みはそこまで悪いレベルではなかったことが分かります。

また、それと同じような状況が2015年頃の状況でして、アメリカがゼロ金利から利上げに歩を進める中、スイスは、マイナス金利の導入などで、フラン高を抑え込み、米ドル/スイスフランは横ばいを続けているのが分かります。

risage05

また、SNBは2010年以降続けてきている、外貨準備高を2015年前後から、さらに増やしておりまして、フラン安へ誘導したいという強い意向が感じられます。

rfcp

参考/Relevant Foreign Currency Positions of Swiss National Bank(St. Louis)

なお、1980年から1985年の期間はSNBのサイトからも、LIBORのデータが取得できませんでしたので、一旦、1980年から1985年については、言及を控えさせて頂きました。

ここで、米ドル/スイスフランとFRBとSNBの利下げの間のサイクルについて、一旦、整理しておきたいと思います。

〇アメリカが利下げを行うと、ごく短い期間、スイスフランは売り(2~3ヶ月)

〇その後は、スイスフラン高・米ドル安に転ずる。(長いときは数年単位のときも)

〇ただし、アメリカが利下げに転じても、スイスがそれを上回るペースで金利を下げる姿勢のときは、フラン高は進まず、むしろ、フラン安・米ドル高が進む

FRBの利上げ及びSNBの利上げと米ドル/スイスフラン相場のサイクル

続いては、FRBの利上げ及びSNBによる利上げと米ドル/スイスフラン相場の関係を見ていきたいところですが・・。

riage01

ただ、残念ながら、FRBおよびSNBの利上げに関しては、サイクルらしいサイクルは見つけることができませんでした・・・。

まとめ

「米ドル/スイスフランの為替相場をFRBとSNBの政策金利からサイクル分析で予想する方法」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

利上げ局面では、サイクルらしいサイクルは本記事を執筆時点では見つけることができませんでしたが、利下げ局面については、トレードに利用できそうなサイクルが存在していました。

過去起こったことが将来も起こるとは限りませんが、歴史は繰り返すという見地からトレード戦略を練るのがサイクル分析の醍醐味でもあります。

読者の方のトレードの参考にして頂ければ、幸いです。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございました!

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