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FXから考える円高と円安のメリットとデメリット

急激な円高が進んだり、急激な円安が起こると、ニュースで話題になったりすることがありますが、円高と円安、一体、どちらがいいのでしょうか?

実は円高と円安には、それぞれメリットとデメリットがありまして、どちらがいい、どちらが悪いということは単純には判断することができません。

今回は、そんな円高と円安について、それぞれのメリットとデメリットを、そしてFXから見た円高と円安について、超入門編として、できるだけ簡単に説明させて頂きたいと思います。

なお、先に円高と円安の仕組みについて詳しく知りたいという方は「円高と円安の仕組みそしてFX」を参考にしていただければと思います。

円高のメリットとデメリット

では、まずは円高のメリットとデメリットから見ていきましょう。

円高は、円の価値が米ドルやユーロ、その他の外国通貨に対して、相対的に価値が高くなりますので、以下のようなメリットとデメリットが発生します。

円高メリットデメリット
1輸入品を安く買える海外への輸出が不利になる
2海外旅行がお得海外からの来日客への負担増
3国内物価が下がる(デフレ圧力がかかる)
金利が下がる
4海外企業の買収コストが下がる海外からの投資が減る要因に
5住宅ローン金利などが下がる利回りを求めて海外への資本逃避が起こりやすい
6国内の雇用調整が進む(人材の流動化)海外への工場移転が進む(国内の雇用減少)
7海外投資を始めるチャンス海外資産を国内資産に戻すには不利

〇輸入品を安く買える

最も分かりやすいメリットとしては、輸入品が安く買えるという点で、例えば海外で生産して、国内に輸入して販売している商品などは、「円高還元セール」などで、大幅な値引きが行われたりすることがあります。

例えば、ユニクロ、ニトリといったメーカーは円高メリットを最も享受できるメーカーで、実際に、デフレになると、ユニクロやニトリは業績も拡大しますし、お客さんもユニクロやニトリがお買い得であることを実感できることが多くあります。

〇海外旅行がお得

また、旅行に行くのも円の価値が高くなるので、お得になります。

筆者は2010年の米ドル/円が80円の頃に、出張などで海外に出張してお土産を買って帰るときなどは、円の強さをまざまざと見せつけられたのを覚えている他、また、ホテルの宿泊費もホテルのグレードに対して、支払う費用がかなり安く感じられたことが何度もありました。

〇海外投資を始めるチャンス

その他では、円高のメリットとしては、海外投資を始めるチャンスということも挙げられます。

例えば、米ドル/円が120円のときと、米ドル/円が80円のときだと、海外資産に投資するタイミングとしては圧倒的に円高のときが有利です。

円の価値が高くなっていますので、アメリカの株式や投資信託、ETFなどへの投資をはじめたり、また、FXなどを通じて、外国の通貨に投資するタイミングとしては、絶好のチャンスになります。

下記は2011年の円高のピーク時を起点として、円安が進んだ2015年までの豪ドル/円、ユーロ/円、ニュージーランド/円、アメリカの株式のリターンですが、いずれも運用結果はプラスになっていることがお分かり頂けるかと思います。

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一方で、円高にはデメリットも存在します。

〇金利が下がる

円高は、海外からの輸入品が安く買えることになりますので、その結果、安い輸入品に押される形で、国内の物価水準も押し下げられるというメリットがある一方、その分、デフレが進み金利が下がるという状況も生み出してしまいます。

デフレで起こる金利の低下がなぜデメリットになるかと言いますと、最も分かりやすい例で言えば、銀行預金の金利が低下して、金利収入がほとんど期待できないということが挙げられます。

もっとも、日本は長い間、デフレに苦しんでいますので、銀行金利はずっと低いままですが・・・。

〇海外に投資した資産を戻すことが不利になる

円高のときに海外資産へ投資することがチャンスであるのとは対照的に、海外に投資していた資産を日本に戻すときはデメリットになります。

例えば、2007年の米ドル/円が120円のときに米ドルを買って、2011年の米ドル/円が80円のときに円に戻すと、40円も損をしてしまうということをイメージして頂くと、分かりやすいかと思います。

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では、続いて円安のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

円安のメリットとデメリット

円安のメリットとデメリットは円高のそれと、ちょうど反対になるとイメージして頂ければ分かりやすいかと思います。

円安メリットデメリット
1海外への輸出が有利になる輸入品が高くなる
2海外からの来日がしやすくなる海外旅行が高くなる
3金利が上がりやすい国内物価が上がりやすい(インフレ圧力がかかる)
4海外からの投資が増える海外企業の買収コストが上がる
5国内の株式や不動産価格が上昇しやすい住宅ローン金利などが上がりやすい
6国内での生産が増加傾向に(雇用が増加する)海外への投資を手控える傾向に
7海外資産を円資産に変えるチャンス海外投資が円高時に比べて不利に

〇輸出企業が儲かる→国内景気が好転

トヨタやホンダ、日産などに代表されるような輸出産業は、為替が円安に進むと、かなり大きな利益を手にすることができるので、それが国内経済に波及して、景気がよくなることがあります。

また、自動車関連だけでなく、ご存じの通り、日本には輸出ビジネスを行っている大手企業が数多くあり、ロボット関連、スマホ関連、環境ビジネス関連、鉄道・運輸関連などの輸出産業は、円安がもたらす価格競争力を武器に海外で業績を拡大させています。

円安が進むと、そうした大企業の業績拡大に連動する形で、国内の景気がよくなるという流れが生まれやすくなります。

〇国内の株式や不動産価格が上昇しやすい

円安になると、円の価値は外貨に対して相対的に下がりますので、外国からの投資が活発化する傾向にあります。

また、その資金の流入に伴って、国内の株式や不動産価格などの金融資産の価格が上昇しやすくなります。

下記は2012年からはじまった日経平均の株高局面ですが、円安とともに大幅に上昇しているのがお分かり頂けるかと思います。

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ただ、円安にもデメリットは存在します。

〇輸入価格が上昇して物価が高くなる

円安になると、海外からの輸入コストがこれまで以上に高くなってしまうために、国内全体の物価が押し上げられる傾向にあります。

株や不動産価格上昇の恩恵を受けることができれば、物価の上昇も歓迎できるのですが、給料も上がらず、物価だけが上がってしまうと、それは生活コストの負担が増える分、生活が大変になってしまうだけになってしまいます・・・。

〇住宅ローンの金利が上がりやすくなる

円安が物価に対して上昇圧力をかけるとともに出てくるデメリットが住宅ローンなどの借入金利の上昇です。

住宅ローンは多額の融資を受けることになりますので、0.1%の金利の上昇でも総支払額や毎月の住宅ローンの支払額が大きく変わってしまうことも少なくありません。

ただ、金利の上昇については、円安だけが材料になるわけではありませんので、状況によっては、円安は進んだけど、金利の上昇は随分、後になってから起こるということもあります。

FXから考える円高と円安

円高と円安にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらがいいのか悪いのかというのは、その人が置かれている状況などにより、かなり感じ方が異なるというのが現実です。

しかし、FXという視点で円高や円安を眺めてみると、実はどちらのトレンドが発生しても大きなチャンスになります。

なぜなら、もしこれから円高になると思えば、例えば、米ドル/円を「売り」から入ることで、(例:米ドル/円を120円のときに「売り」から入って、米ドル/円が80円になったときに買い戻す)、為替差益を手にすることができたりしますし、また、これから円安になると予想するのであれば、米ドル/円を「買い」から入ることで、利益を手にすることができます。

そして、FXの利点はそれだけではありません。

例えば、円高になることで、輸出企業の業績が悪化しそう・・・というときは、保有している輸出企業の株式の値下がりのリスクを、米ドル/円を「売る」ことでカバーすることも可能だったりします。

また、これから円安が起こると思った時には、高金利通貨と言われる豪ドル/円やニュージーランド・ドル/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円といった通貨ペアを保有することで、為替差益に加えて、スワップ金利も手にすることができますので、値上がり益に加えて、金利収入も期待することができたりもします。

円高と円安のどちらが発生しても利益を狙うことができたり、簡単にスワップ金利を受け取ることができるFXは、それだけでも魅力的な資産運用のツールですが、他の資産運用と組み合わせることで保有資産のリスクヘッジができたりなど、実に幅広い使い方ができます。

円高と円安という為替の変動に翻弄されるだけでなく、それを自分の資産運用に取り込むことができるという意味ではFXは個人の資産運用における最も貴重なツールの一つと言えます。

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